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【今週の新馬戦】シャンデリュイーズがデビュー!ダノンキングリー産駒の初勝利なるか…

text by 中西友馬

今週の中央競馬は、中山・阪神・札幌の3場開催。土日合わせて、8鞍の新馬戦が組まれている。

注目は、土曜日の阪神5レースに出走するシャンデリュイーズ。新種牡馬ダノンキングリー産駒の初勝利を挙げられるか。また、日曜日の阪神5レースには、サンデーレーシング所有の素質馬アルヴァンドルードがスタンバイしている。今週も将来有望な新馬が続々とデビューする。

2021年安田記念を制したダノンキングリー
2021年安田記念を制したダノンキングリー

9月6日(土)新馬戦の見どころ

【土曜札幌】
5R(芝1500m・11頭)

【土曜阪神】
5R(芝1400m・11頭)
6R(ダ1400m・13頭)

【土曜中山】
5R(芝1200m・16頭)
6R(ダ1200m・16頭)

 土曜札幌5R(芝1500m・11頭)の注目馬は、リリージョワ(牝、栗東・武幸四郎厩舎、浜中俊騎手)。

 母は未勝利馬のデサフィアンテも、その母は秋華賞馬アヴェンチュラ。札幌ではクイーンSも勝利しており、洋芝適性も高い馬であった。同馬も本馬場で軽快な動きを見せており、前向きな気性も初戦向きと言える。

 土曜阪神5R(芝1400m・11頭)の注目馬は、シャンデリュイーズ(牝、栗東・小栗実厩舎、川田将雅騎手)。

 新種牡馬ダノンキングリーの産駒で、母は米1勝のエマソング。4分の3がアメリカ血統という同馬にとって、切れ味が求められる外回りより、内回り1400mのほうが合いそうな条件。父に産駒初勝利を届けられるか。

 土曜阪神6R(ダ1400m・13頭)の注目馬は、マグナヴィクトル(牡、栗東・中内田充正厩舎、川田将雅騎手)。

 父は米G1馬のマックスフィールドで、JRAでは産駒初出走となる。父はダート1800mのG1クラークSを勝利しており、同馬もパワフルな走りはいかにもダート向き。ここは、素質の高さで圧倒しそうな印象を受ける。

 土曜中山5R(芝1200m・16頭)の注目馬は、ランプローグ(牝、美浦・矢野英一厩舎、石田拓郎騎手)。

 この馬も新種牡馬ダノンキングリーの産駒。線の細い牝馬で、将来性となると疑問符もつくが、稽古では小気味良い動きで完成度は高い。小柄なぶん3キロ減も利きそうで、スタートを決めて押し切るレースを期待。

 土曜中山6R(ダ1200m・16頭)の注目馬は、アルデトップガン(牡、美浦・田中剛厩舎、菅原明良騎手)。

 ナダル産駒といえばダート中距離のイメージだが、この馬に関してはスピードがあり、気性面からもいかにも短距離向き。セール出身馬らしく仕上がりも早く、課題のゲートさえ五分に出ることができれば勝ち負け必至。

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