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丸山奏子さん
丸山奏子さん③

難しい…でも、もっと詳しくなりたい!

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――競馬場で実際にレースを見た感想はどうでしたか?

 やっぱり迫力がすごいですね。私、競馬以外にボートレースや競輪のお仕事も何回かやらせていただいているんですよ。やっぱりレースを生で見ていると、応援の声が出ますもん。だから、スポーツ観戦とか、何かを応援するのが好きな方は、絶対楽しいと思います。

――では逆に、競馬をやっている中で難しかったことはありますか?

 競馬新聞の読み方が、いまだに分からないです。予想番組に出演するときには、毎回準備してくれているんですけど、読み方が分からないんですよ。
慣れている人にとっては必須なんでしょうけど、初心者目線だと「もっと分かりやすかったらいいのに……」って感じますね。

――たしかに馬柱の中に書いている数字などは、すごく多いですからね。

 数字もそうですし、専門用語がめちゃくちゃ多いですよね。これは麻雀も同じですけど、分からない用語が多いと、初心者は躓いちゃうんですよね。
 予想番組でも、詳しい方と一緒にゲストで呼んでいただくと、その方の予想が専門的すぎて理解できないこととかもあって(笑)。
 初心者向けの講座をしてくれる場所があったらいいなと思います。

――実際に、競馬場では「ビギナーズセミナー」っていうものがありますよ。それこそ競馬新聞の読み方などを、丁寧に教えてくれます。

 え、そうなんですか!それはすごく助かりますね。今度競馬場にお仕事で行くときは、ぜひお話を聞いてみたいです。

――丸山さんは、番組などで予想をされるときは、どうやって予想を組み立てているんですか?

 芝だとこういう馬が強いとか、ダートだとこういう馬が強いとか、このレースの特徴はどうだとか、詳しくないなりに色々調べます。やっぱり予想を発表する以上、その根拠をお話するのが大切だと思うので。
 でも、まだまだ初心者なので、「自分なんかが競馬のお仕事を引き受けて大丈夫なのかな?」って毎回思っています。もちろん今日も(笑)。

――少なくとも今日に関しては、全然問題ないですよ(笑)。

 麻雀以外のお仕事をいただけるのはすごく嬉しくて、やりたい気持ちもすごくあります。でも、競馬とかボートレースとか競輪とか、お仕事にするために本腰を入れて勉強する時間を確保できるかというと、やはり難しくて。麻雀に費やす時間を減らすことはできませんから。
 だから、そういうお仕事をやっていく中で、徐々に覚えられたらいいなって思っています。

――競馬にもライトなファンはたくさんいらっしゃるので、その方々と同じ目線の丸山さんの存在は重要だと思いますよ。

 徐々に競馬を覚えていく中で、競馬って本当に奥が深くて、「もっと詳しくなりたい!」って思わせられるんですよね。もちろん、なにも分からない状態で競馬場に行っても十分楽しめますが、それこそ競馬新聞の読み方とかが分かるようになれば、より楽しめるのかなと思います。

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