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丸山奏子さん
丸山奏子さん②

競馬は楽しむことが第一!

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――プライベートでは、なかなか麻雀以外に費やす時間がない感じなんですね。

 そうですね。でも、お仕事で競馬場に行ったときは、予想を頼まれているレース以外の馬券も毎回買っています。せっかく来たからには、たくさん馬券買いたいってなります。

――では、競馬場に行ったときは毎回馬券を買われるってことなんですね。

 なかなか競馬をする時間が取れないだけで、競馬場に行ったらレースを観たり、予想するのはすごく楽しいです。競馬場はグルメも充実していますし、私みたいにそこまで競馬に詳しくなくても、行ったらすごく楽しめますよね。

――たしかに、競馬場はレース以外にも楽しみがありますよね。

 家でテレビ観戦する時とは違って、競馬場でパドックを見ていると、顔も1頭1頭違いますし、名前もユニークな馬がいたりとかして。
 「今日は馬券当てて、たくさん勝つぞ!」っていうよりは、「可愛い馬を見て、楽しみつつ、馬券を買って応援するぞ!」みたいな気持ちで競馬を楽しんでいますね。

――この前は、宝塚記念当日にイベントをされていましたよね?

そうなんです。パドックとか地下馬道とか、競馬場の裏側を案内するイベントに呼んでいただいて。

――いわゆる、バックヤードツアーですね。

 それです。私は案内する側だったはずなんですけど、初めて入る場所ばかりで案内できる知識もないので、参加者代表みたいな感じで、率先して質問しまくってました(笑)。参加者目線でバックヤードツアーを楽しませていただきました。

――丸山さんが考える、競馬の魅力ってなんだと思いますか?

 やっぱり「素人でも色々な面から楽しめる」というのも魅力なんですけど、実力がある馬が絶対に勝つわけじゃないところが、面白さだと思います。
 麻雀も、強い人が必ずトップを取れるゲームじゃありません。もちろん、強い馬や実績のある馬のほうが勝つ確率は高いと思いますが、色々な人の予想が全部同じになることってなかなかないじゃないですか。人それぞれの考え方があるからこそ面白いと感じます。

――たしかに、予想の切り口は人によって全然違いますもんね。

 あとは、買いたかった馬の番号をひとつ間違えて買っちゃっていたことがあるんですよ。そしたら、その馬券が当たって(笑)。
 狙ってはいなかったですけど、すごく嬉しかったんですよね。それはレアケースだとは思うんですけど、全く詳しくなくてもとりあえず競馬場に行って、気になる馬を見つけて買ってみたら、たまたまでも当たると思うんですよ。
 詳しい人だけが当たるんだったらつまらないと思うんですけど、ふらっと行って「この馬可愛い!」とかで馬券を買っても案外当たっちゃったりするところも、競馬の面白さかなって思いました。

――ビギナーズラックという言葉もありますもんね。麻雀も、素人がプロの方に勝てたりすることはありますか?

 全然勝てますよ。1/4で勝てるわけですから(笑)。
長く打っていけばもちろん差が出てくるとは思いますが、短いスパンで考えるとやっぱり運の要素もありますし。

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