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デビュー初年度となるポエティックフレア産駒が重賞初制覇

 勝ったリアライズシリウスは、スタートの出負けもなんのその、二の脚がつくと一気に巻き返して2番手でしっかりと折り合えた。新馬戦のレースもそうだったが、スタート自体はあまり速くないタイプ。もちろん2歳のこの時期なので課題は色々とあるが、その課題を補うだけのスピードを持ち合わせており、今回のメンバーの中で現時点では、力が一枚も二枚も違った印象であった。

 そして、新種牡馬ポエティックフレアは早くも産駒の重賞初制覇。受胎率の低さがネックとされているが、そこまで多くない産駒の中からいきなり重賞馬を輩出するのだから、素晴らしい種牡馬であることは間違いない。

 勝ち時計の1分33秒4は過去10年の勝ち馬と比較しても最速で、過去10年で1分33秒台で勝利したのは、ロードクエスト、セリフォス、アスコリピチェーノのみ。将来の活躍は約束されたようなものかもしれない。

 敗れた馬の中で触れるべきなのは、やはり3着のフェスティバルヒル。道中最後方から、上がり32秒5の脚を使っての3着。上がり32秒台はこの馬のみで、やはり素質は確かなものがありそう。デビュー戦で細身に映った馬体も、12キロ増で逞しい体つきになっており、これからの成長が楽しみである。

■全着順

着順 馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 人気 単勝オッズ 後3F
1 8 9 リアライズシリウス 牡2 55.0 津村 1:33.4 1 2.3 33.4
2 3 3 タイセイボーグ 牝2 55.0 田口 1:34.1 4 6 12.7 33.1
3 4 4 フェスティバルヒル 牝2 55.0 石橋脩 1:34.1 ハナ 3 4.4 32.5
4 7 8 サンアントワーヌ 牝2 55.0 岩田望 1:34.3 1 4 8.1 33.0
5 8 10 タイセイフレッサ 牝2 55.0 斎藤 1:34.3 1/2 7 35.2 33.4
6 7 7 サノノグレーター 牡2 55.0 横山琉 1:34.7 2.1/2 2 4.3 33.2
7 6 6 フォトンゲイザー 牡2 55.0 木幡巧 1:35.1 2 10 160.1 35.4
8 5 5 ヒルデグリム 牝2 55.0 石川 1:35.2 1/2 5 9.2 34.1
9 2 2 リネンタイリン 牡2 55.0 柴田大 1:35.2 ハナ 9 94.3 34.6
10 1 1 メーゼ 牝2 55.0 菊沢 1:36.7 9 8 64.6 35.4

【了】

(文●中西友馬)

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