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【今週の新馬戦】エピファネイア産駒のグリオンヴール、文句なしの調教で初陣を迎える

text by 中西友馬

今週の中央競馬は、新潟・中京・札幌の3場開催。土日合わせて、8鞍の新馬戦が組まれている。

注目は、土曜日の札幌5レースに出走するグリオンヴール。エピファネイア産駒の同馬は、初戦へ向けて精力的に調教をこなしている。また、日曜日の新潟6レースには、叔父に重賞2勝を挙げたクルーガーがいるフィーユレアルがスタンバイしている。今週も将来有望な素質馬たちが続々とデビューする。

2014年ジャパンCを制したエピファネイア
2014年ジャパンCを制したエピファネイア

8月23日(土)新馬戦の見どころ

【土曜札幌】
5R(芝1500m・9頭)

【土曜中京】
5R(芝1400m・10頭)
6R(ダ1800m・12頭)

【土曜新潟】
5R(芝1600m・13頭)

 土曜札幌5R(芝1500m・9頭)の注目馬は、グリオンヴール(牝、美浦・宮田敬介厩舎、C.ルメール騎手)。

 直前の本馬場での動きが圧巻で、上級古馬相手に楽に追走先着を果たした。気性面も前向きで、いかにも新馬戦向きの印象。筋肉質な好馬体で将来性も豊かだが、現時点での完成度も高く、注目の初陣となりそうだ。

 土曜中京5R(芝1400m・10頭)の注目馬は、ゴッドアイ(牝、栗東・橋口慎介厩舎、松山弘平騎手)。

 除外後で仕切り直しの一戦となるが、馬自体には大きな影響はなさそう。2週前の時点で完全に仕上がっており、直前の坂路はサッと流した程度。それでもスピード感十分の走りで、初戦から力は出せそうな印象。

 土曜中京6R(ダ1800m・12頭)の注目馬は、シュガービスケッツ(牝、栗東・東田明士厩舎、松若風馬騎手)。

 ひとつ上の半姉は、昨年の阪神JFにも出走したミーントゥビーで、血統面からも仕上がりの早いタイプ。稽古でも、直前は軽めだが先週は上級古馬を追走する意欲的な内容。パワフルな走りでいかにもダートは合いそうだ。

 土曜新潟5R(芝1600m・13頭)の注目馬は、コスモクラシック(牡、美浦・嘉藤貴行厩舎、石川裕紀人騎手)。

 母マーマレードガールはスプリント戦で2勝も、全兄のコスモキャバリエは芝千八で初勝利。同馬も芝のマイル〜中距離が合いそうで、稽古の動きも日に日に良化。乗り込み量は十分で、いきなり力を出せそう。

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