【東大流・ポテンシャル分析 新潟2歳S】グランアレグリア級?新馬戦★5評価のサノノグレーターが最有力
text by 鈴木ユウヤ
東京大学卒の競馬ライター・鈴木ユウヤが、2歳重賞の見どころをわかりやすくお届け。今回取り上げるのは、8月24日(日)に開催される現2歳世代最初のマイル重賞、新潟2歳ステークスである。スピードだけではなくスタミナも必要なこの一戦。今年はどんな素質馬が揃っているのか。注目馬の特徴とあわせて、レースの見どころを解説していく。
◆グランアレグリア、ボンドガール級?
8月24日(日)に新潟競馬場で、この世代最初のマイル重賞・新潟2歳Sが行われる。各馬の過去走内容に注目しながら展望していく。
まず筆頭に挙げたいのはサノノグレーター。『次世代スター発掘』の連載でも「重賞級」の★5と評価した馬だ。
豪快に差し切った新馬戦の内容を改めて記しておくと、勝ち時計が1:34.6で、自身の上がり3Fはメンバー中断トツの33.9秒。2歳6月の東京マイル新馬を「全体時計1:34.9以下」かつ「上がり33秒台」で勝った馬はグランアレグリア、ボンドガールに続く史上3例目であった。
加速にモタつく面も見せていたが、直線がさらに長い新潟外回りの少頭数戦ならそれも問題にならない。ここでも最有力だろう。
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