HOME » ニュース » 最新情報 » 【今週の新馬戦】新種牡馬タニノフランケル産駒がJRA初勝利へ!女傑ウオッカの血が騒ぐ…17日中京2R

【今週の新馬戦】新種牡馬タニノフランケル産駒がJRA初勝利へ!女傑ウオッカの血が騒ぐ…17日中京2R

text by 中西友馬

今週の中央競馬は、新潟・中京・札幌の3場開催。土日合わせて、8鞍の新馬戦が組まれている。

注目は、土曜日の新潟5レースに出走するミティリーニ。母のミッドナイトビズーはサウジカップ覇者で、米G1・5勝の実績馬である。また、日曜日の中京2レースには、新種牡馬タニノフランケル産駒のリオクリスハーレーがスタンバイしている。今週も将来有望な素質馬たちが続々とデビューする。

第53回京王杯2歳Sを制したときのタワーオブロンドン
第53回京王杯2歳Sを制したときのタワーオブロンドン

8月16日(土)新馬戦の見どころ

【土曜札幌】
5R(芝1200m・11頭)

【土曜中京】
2R(芝1200m・10頭)

【土曜新潟】
4R(芝1600m・11頭)
5R(芝1400m牝・17頭)

 土曜札幌5R(芝1200m・11頭)の注目馬は、ウーマンズパワー(牝、栗東・中尾秀正厩舎、斎藤新騎手)。

 父のタワーオブロンドンは、洋芝の短距離でも好走を見せていた馬。同馬も稽古の本数こそ多くないが、気の良い牝馬らしく仕上がりは早いタイプ。レースと同じ札幌芝コースでスピードのあるところを見せており、信頼度は高い。

 土曜中京2R(芝1200m・10頭)の注目馬は、カーリーエンジェル(牝、栗東・飯田祐史厩舎、菱田裕二騎手)。

 父ファインニードルの産駒は、自身の現役時代と同じく芝の短距離に良績。産駒の重賞4勝は全て、芝1200mと芝1400mに集中している。同馬も稽古からスピード感溢れる走りで、いかにも条件はピッタリ。産駒2週連続の新馬勝ちを目指す。

 土曜新潟4R(芝1600m・11頭)の注目馬は、モンローウォーク(牝、美浦・木村哲也厩舎、戸崎圭太騎手)。

 小柄な牝馬で馬格はそこまである方ではないが、コンパクトな馬体の中にも非凡なバネを秘めているような走り。稽古でも、強く追うような攻めは少ないが、古馬相手に遅れることはない。気持ちの強さは初戦向きで、注目の初陣。

 土曜新潟5R(芝1400m牝・17頭)の注目馬は、ミティリーニ(牝、栗東・高野友和厩舎、北村友一騎手)。

 母のミッドナイトビズーはサウジC覇者で、米G1・5勝の実績馬。半弟となるイクイノックス産駒が、今年のセレクトセールで6億3800万円(税込)で落札されたのも記憶に新しい。血統は完全にダートだが、この条件でどんな走りができるか楽しみだ。

1 2