【第2位】ブリックスアンドモルタル
33.2%ダウン(4662万円→3115万円)
■直近1年間に活躍した主な産駒(JRAでの獲得賞金順)ゲルチュタール(青葉賞3着)、ラスカンブレス(3勝クラス・六社S1着)、アスクカムオンモア(3勝クラス・府中S1着)など
2020年シーズンから社台スタリオンステーションで供用されているブリックスアンドモルタル。昨年のセレクトセールでは18頭が上場されたが、うち5頭は売り主が引き取る“主取り”だった。それでも残る13頭の平均取引額は4662万円と上々。アンブレラデート2023にいたっては1億2000万円の高額取引となった。
それから1年、主取りは1頭だけにとどまったが、取引された13頭の平均は3115万円に下落した。1億円超えはもちろん、4000万円超えも、6000万円で取引されたスターオブエマラーティ2025の1頭だけだった。
ブリックスアンドモルタルが評価を下げている最大の要因が産駒の苦戦だ。2023年夏にデビューした初年度産駒から、サウジアラビアRCを勝ったゴンバデカーブースと、交流G1勝ち馬アンモシエラの2頭を出したが、それに続く馬は皆無。産駒は目下JRA重賞で26連敗と不振を極めている。
とはいえ、現2歳馬がまだ3世代目。現1歳世代には、アカイトリノムスメやカレンブーケドール、ヌーヴォレコルト、エイジアンウインズなど名牝の仔も少なくない。今後、巻き返す可能性は十分あるだろう。