【第4位】ロードカナロア
19.6%ダウン(8513万円→6847万円)
■直近1年間に活躍した主な産駒(JRAでの獲得賞金順):ベラジオオペラ(大阪杯1着)、サトノレーヴ(高松宮記念1着)、ロードデルレイ(大阪杯2着)など
目下、キズナと激しいリーディングサイアーを繰り広げているロードカナロアがワースト4位となった。初年度からアーモンドアイという女傑を輩出し、2年目産駒のサートゥルナーリアが皐月賞を制覇。その後もパンサラッサやベラジオオペラといったG1ウイナーが出している。それにもかかわらず、この1年で20%近いダウンを記録した。
ロードカナロアに対する評価は種付け料にも反映されている。2020年には2000万円に達したが、その後は右肩下がりで、今年は1000万円とピーク時から半減。その背景には自身の後継種牡馬サートゥルナーリアや、同じキングカメハメハ直仔レイデオロなどの台頭もあるかもしれない。
それでも昨年と同じ4頭が1億円以上で取引されており、良血牝馬との間に誕生した産駒は引き続き高い評価を受けている。
ロードカナロア自身はすでに17歳と種牡馬として晩年を迎えた。種付け頭数も全盛期の3分の1程度まで減っているが、今年取引された当歳~1歳馬の中から大物を残せるかにも注目したい。