【第2位】スワーヴリチャード
47.8%アップ(6500万円→9608万円)
■直近1年間に活躍した主な産駒(JRAでの獲得賞金順):レガレイラ(有馬記念1着)、アーバンシック(菊花賞1着)、サブマリーナ(新潟大賞典2着)
昨年の平均取引額がキズナとほぼ同じだったスワーヴリチャードが、47.8%アップで2位に食い込んだ。昨年は取引された12頭のうち1億円以上の値をつけたのは2頭だけだったが、今年は13頭中5頭と、順調に評価を高めている。
初年度産駒から、すでに有馬記念覇者のレガレイラと菊花賞馬のアーバンシックが誕生。他にコラソンビート、スウィープフィート、アドマイヤベルの3頭が重賞ウイナーに輝いているが、2世代目の現3歳馬はまだ重賞を勝っていない。
スワーヴリチャードの最大の魅力が、その成長力と血統の奥深さ。自身が古馬になってG1を2勝したように、4~5歳以降に本格化する産駒も出てくるだろう。レガレイラとアーバンシックもこの春は結果を出せなかったが、秋以降に巻き返すことができれば、1年後のセレクトセールでは、大台1億円も見えてくる。
今年の2歳世代はすでに3頭が勝利しているが、そのうちの1頭、ディバインウインドは来年の牡馬クラシック路線でも大きな期待がかかる。レガレイラ、アーバンシックに続くことができるか。