HOME » コラム » インタビュー » 門外不出のノートを公開…?“競馬1年生”フリーアナウンサー・森千晴 【インタビュー 前編】 » ページ 2

森千晴さん 門外不出のノート
森千晴さん 極秘ノート

――お休みの日にも競馬を見ているってことは、競馬沼にけっこう浸かり始めていますね(笑)。ちなみに、いま目の前に置いているノートは、競馬ノートですか?

そうです!ビギナーズセミナーに参加した時にいただいたもので、日記みたいな感覚で競馬の記録をつけています。番組の中で自分の予想を発表するのですが、その推奨理由とかを書き留めておいて、次に同じ馬が出走したときに思い出せるようにしています。
あとは、本命にした騎手の似顔絵を描いたりもしています(笑)。ほかにも、知らない用語が出てきた時にメモしたりしてますね。「完歩」だったり「腹袋」だったり、競馬用語は本当にたくさんあるので。

――ジョッキーの似顔絵は、上手く特徴を捉えてますよね。競馬用語が分からない中で、いきなり競馬番組のMCは大変ではありませんでした?

競馬は本当に奥が深くて、日々勉強しながらやらせていただいています。「最初は初心者として頑張ってくれたら大丈夫」と声を掛けていただいていましたが、私にはレベルが高くて理解すら追い付かずの日々でした。

――それもあって熱心に勉強されているんですね。ノートを見せていただいても、よく勉強されているのが分かります。

少しずつでも分かってくると、やっぱり楽しいです。最初は競馬のイメージとして、足の速さを競うシンプルな競技だと思っていたんですけど、それだけじゃない複雑な要素が絡んでいるっていうのが分かってきました。だから、皆さん色々な着眼点で予想をしていて、それぞれ言ってることも違うんですよね。様々な予想のスタイルがあるのも面白いなと思います。

――スタジオにいる方も、中継先の方も、競馬の知識が豊富な方が揃っていますからね。競馬の魅力って、ほかにどういうところに感じますか?

皆さんが語る予想を聞いていて、その思い描いた理想のレース展開と実際のレース展開がバッチリハマっているのを見たときに、自分が予想したわけじゃないのに、めっちゃ気持ちいいんですよ。
例えば、私はまだどの馬が1着になるのかなっていう見方しかなくて、1着の馬目線で色々喋りがちなんですけど、2着固定や3着固定で買われる方もいるじゃないですか。そういう馬券が当たっているのを見ると、未来が見えてるんじゃないかって思っちゃいます(笑)。

――3着固定の買い方は、かなり難度の高い買い方ですよね。

すごいです。お話を聞くと、穴っぽい馬を本命にしたときに、1着とか2着にはなれないと思うけど、3着にはなりそうってことみたいなんです。でもそのフォーメーションを見ると、1着候補はけっこう多かったりして。そういう買い方もすごく面白いなって思います。

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