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4位 ドリームジャーニー(8億4,797万円)
小柄な馬体ながらも爆発的な末脚で、父ステイゴールドに初めてのG1タイトルをプレゼントした、ドリームジャーニー。古馬になってさらなる飛躍を果たし、春秋グランプリ制覇を成し遂げた。
デビューから3戦2勝で迎えた朝日杯フューチュリティステークスでは、スタートで出遅れながらも、最後方から驚異的な末脚で他馬を抜き去り1着でゴール。416kgという小柄な馬体での優勝は、同レース史上最軽量優勝記録となり、ステイゴールド産駒として初のG1制覇を達成した。
クラシック戦線ではその勢いを維持できず、見せ場を作るものの無冠に終わった。翌4歳シーズンも重賞勝利こそあったが、G1では結果を残すことはできず、デビューから4歳までの獲得賞金は、約2億9000万円となった。
しかし、5歳を迎えると、ドリームジャーニーのポテンシャルがついに開花。持ち前の豪脚を武器に、再び頂点へと返り咲く。
まず大阪杯で重賞5勝目を挙げると、続く天皇賞(春)では3着に好走。そして迎えた宝塚記念では、直線で大外から豪快に差し切り、実に2歳時の朝日杯フューチュリティステークス以来となるG1制覇を達成。さらに、暮れの有馬記念では、ブエナビスタを相手に再び末脚が炸裂し優勝を果たした。この年は、春秋グランプリ連覇を含む、約4億5000万円の本賞金を獲得した。
父ステイゴールド譲りの小柄な馬体ながらも、7歳まで息長く活躍したドリームジャーニー。生涯獲得賞金は総額8億4797万円に達し、今も競馬ファンに愛される存在となっている。