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Meisho Battler
第13回マリーンカップを制したときのメイショウバトラー

6位 メイショウバトラー(6億843万3000円)

性別:牝馬
戦績:61戦14勝 [14-12-7-28]
主な勝ち鞍:04年小倉大賞典(G3)、06年シリウスS(G3)、プロキオンS(G3)

 メイショウバトラーは、父にG3フェブラリーハンデキャップ(現・G1フェブラリーS)を制した隠れたダート王・メイショウホムラを持ち、母メイショウハゴロモ(ダイナガリバー産駒)から生まれた「メイショウブランド」の牝馬である。馬名の「バトラー(戦士)」の由来そのままに、芝とダートで息長く活躍し、不屈のダート女王として名を馳せた。

 生涯61戦ものレースのうち半数近くの34戦が地方競馬を舞台にした交流重賞であったが、デビュー当初は芝のレースを中心に結果を出していた。G3小倉大賞典を勝ったほか、G2阪神牝馬Sなど重賞で2着4回を記録した。本賞金は芝のレースだけで約2億円を獲得した。

 転機となったのは、5歳時の2005年に発症した右前脚屈腱炎の発症だった。1年以上の長い休養期間を経て、陣営が選んだのはダート路線であった。

 2006年にプロキオンSからシリウスSまで3連勝、07年には、かきつばた記念から交流重賞4連勝を果たすなど、活躍は目覚ましかった。さらに、サマーチャンピオンやさきたま杯(ともに交流G3)をいずれもアタマ差で制し、勝負根性も特筆すべきものであった。06年交流G1のJBCマイルや08年のマイルCS南部杯での2着好走は、メイショウバトラーの実力を証明する結果といえる。

 引退するまでに地方交流で稼ぎだした本賞金の合計は3億円を超え、その名を競馬史に刻んだ。

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