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④ウォーエンブレム
父としてのウォーエンブレムには、競馬のロマンが詰まっています。種付け数は決して多くないにもかかわらず、まるで狙い撃ちするかのように活躍馬を輩出しているのが魅力です。(JRA出走頭数105頭、重賞勝利数は9勝うちGI2勝)
私がウォーエンブレムを意識するようになったのは、2012年にローブティサージュが阪神JFを制したときのことでした。ちょうどその頃、競馬好きの友人に「ウォーエンブレムっていうすごい種牡馬がいるんだよ」という話を聞き、調べるうちに彼の魅力に惹かれていきました。
ウォーエンブレムはミスタープロスペクター系の新たな血を、日本に取り入れるための有力馬として期待されていました。しかし、ウォーエンブレムは気に入った牝馬にしか興味を示さず、種付けにはかなり苦労したみたいで……。(笑)
それでも気が向けば、しっかりと役割を果たしてくれます。そして生まれてきた仔は、活躍する確率が高い。事実として2年目世代には、秋華賞馬のブラックエンブレムを輩出しています。そういう話を聞いて、「生き様が格好いいな」と男として憧れたのもありますね。(笑)
もちろん、ウォーエンブレム自身が活躍する産駒を狙って出しているわけではありませんが、実績が出ているのがすごい。その偶然も競馬の一つのロマンだと感じます。