HOME » コラム » インタビュー » 【私の“推し馬” 5選】競馬イラストレーター・えいたが選ぶ「心に残る名馬」たち » ページ 3
eita_ErimoPixy
エリモピクシー(イラスト:えいた)

③エリモピクシー

 現役時代の活躍は映像を観たぐらいですが、母としての偉大さを感じるエリモピクシーを3頭目にピックアップしました。

 最後までG1馬を輩出することはできませんでしたが、リディルやクラレント、レッドアリオン、サトノルパンなど、「なんでこんなに活躍する仔ばかり輩出できるのだろう」と思うほど、多くの重賞級の馬を送り出しました。(産駒の通算重賞勝利数は11勝)

 当時POG※では、「エリモピクシーの仔だから」という理由のみでエリモピクシーの仔を必ず指名。何も考えずに指名しても結果を出してくれるので、さらに好きになっていきました。

 その中でも特に好きなのがクラレントで、東京競馬場では水を得た魚のように走る姿に感動させられました。たとえ人気がなくても得意の東京コースならG1でも好走しますからね(2012年NHKマイルC3着15番人気、2015年安田記念3着12番人気)。馬券でもよくお世話になったのを覚えています。

 これからもエリモピクシーのように、活躍する産駒を次々と送り出す名牝“お母さん”を見つけて、応援していきたいです。

※POG(ペーパーオーナーゲーム)は、競馬ファンが仮想馬主となって楽しむゲームのこと。参加者は実際に馬を所有せず、競走馬を選択し、その馬の競走成績に基づいて獲得した賞金をポイントに換算して競い合う。

1 2 3 4 5