
7位 ヌーヴォレコルト(5億6,958万円)
樫の女王に輝いたヌーヴォレコルトは、牡馬に混じっても臆することなく、日本のみならず海外でも勝利を挙げる活躍を見せてくれた。
3歳時のチューリップ賞で2着に入り、クラシック戦線に名乗りを挙げた。その後の桜花賞では、大外から強襲したハープスターに屈し3着。しかし続くオークスでは、8番手で最終コーナーをまわると、直線残り200m付近で先頭に立ち、最後に猛追してきた桜の女王ハープスターをクビ差抑えて優勝。重賞初勝利をオークスで飾り、賞金約1億2000万円を得た。
秋にはローズステークスで勝利を収め、秋華賞で二冠達成が期待されたものの、ショウナンパンドラに敗れて2着。その後のエリザベス女王杯でも惜しくも勝利には届かず、再び2着となった。こうして3歳シーズンはオークスでの優勝を含め、約2億8000万円の賞金を獲得して締めくくった。
4歳になると、牡馬混合戦の中山記念で勝利を挙げ、続くオールカマーでも2着に入った。さらにエリザベス女王杯では2年連続の2着となり、香港カップで惜しくも2着と、3戦連続で2着に甘んじたものの、これらのレースで合計約2億円の賞金を加算した。
5歳以降は4歳までの勢いが陰りを見せたが、引退する6歳までに日本国内にとどまらず、香港やアメリカへ遠征。アメリカでは重賞勝利を果たすなど、コンスタントに賞金を積み重ねた。最終的に通算6勝、2着6回という成績を残し、5億円を超える賞金を獲得した。