
6位 2007年 サンライズバッカス(タイム:1分34秒8 天候:晴 馬場:不良)
第6位は、2007年にサンライズバッカスが記録した1分34秒8だった。
この年は前年の覇者カネヒキリやジャパンカップダートを制したアロンダイトの両雄は故障で欠場。しかしシーキングザダイヤなどの実績馬に加え、地方の雄アジュディミツオ―、さらには高松宮記念を勝ったオレハマッテルゼなどバラエティに富んだ顔ぶれが揃ったレースとなった。
当日の東京競馬場では朝から雨が降っていた。午後にはその雨も止んだが、ダートコースには水が張っている不良馬場でレースの時間を迎えた。
好スタートからダイワバンディットが先頭に立ちレースを引っ張ると、これにトーセンシャナオー、オレハマッテルゼなどが続いた。サンライズバッカスはシーキングザダイヤ、ブルーコンコルドと共に中団やや後方を進んだ。800mを46秒6で通過し、迎えた最後の直線。
先団が横一線に広がった中、脚を溜めていたサンライズバッカスが、外から凄い脚を伸ばした。残り200mで先頭に立つと、最後に追い込んできたブルーコンコルドを1馬身半差抑えて、1分34秒8でゴール。不良馬場の中、上り35秒0の最速タイの脚で差し切ったサンライズバッカスがGⅠ初制覇を飾った。