HOME » コラム » 競馬の基礎知識 » ディープインパクト産駒獲得賞金トップテン。11年連続リーディングサイアーを獲得。SSの正統後継者 » ページ 6

5位 サトノダイヤモンド(8億6,624万円)

Satono Diamond
第53回京都大賞典を制したときのサトノダイヤモンド

性別:牡馬
戦績:18戦8勝 [8-1-3-6]
主な勝ち鞍:菊花賞、有馬記念

 2013年にディープインパクト産駒6年目の世代として誕生したサトノダイヤモンド。その名前の由来は、額にあるダイヤ型の流星にちなんだものだ。2億円を超える高値で取引されたサトノダイヤモンドは、デビューから圧倒的な強さを見せ3連勝を果たし、クラシックに臨んだ。

 しかし、一冠目の皐月賞では3着、続く日本ダービーではマカヒキに僅か8cm及ばず2着と、惜しくも春のクラシック制覇はならなかった。悲願のクラシック制覇を目指して迎えた秋の菊花賞では、ついに本領を発揮する。

 春の実績から1番人気に支持されると、道中は中団に位置。最終コーナーで徐々に順位を上げ、絶好のポジションで直線に入ると、最後は2着馬に2馬身半差をつけて圧勝した。

 クラシック最後の一冠で悲願のGⅠタイトルを手にし、この勝利はディープインパクト産駒として初の菊花賞制覇となった。この三冠レースでは3着、2着、1着と着実な結果を残し、合計で約2.6億円を稼いだ。

 勢いそのままに挑んだ古馬との初対戦となる有馬記念では、逃げるキタサンブラックを外から懸命に追走。最後はクビ差で競り勝ち、3歳でグランプリ制覇を成し遂げた。この勝利で約3億円を獲得し、菊花賞と有馬記念の勝利が評価され、年度代表馬に選出された。

 4歳以降はGⅠ勝利こそなかったが、GⅡを2勝するなど堅実な走りを見せ続け、総獲得賞金は8億円を超えた。その名の通り、ダイヤモンドのような輝きを放ち続けた名馬であった。

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