6位 ジャスティンパレス(8億2,929万円)
性別:牡馬
戦績:18戦5勝 [5-2-2-9]
主な勝ち鞍:天皇賞(春)
2019年に生まれたジャスティスパレスは、2025年現在で唯一現役のディープインパクト産駒のG1馬である。
2億円超の高値がついたジャスティスパレスはディープインパクト産駒らしく、スピードと切れ味に加え、母系から受け継いだタフさを特徴として持っており、それがジャスティンパレスのパフォーマンスにも反映された。
だが、有力候補として挑んだクラシック戦線だったが、いずれも、持ち前のパフォーマンスを発揮できず無冠に終わり、不完全燃焼の3歳シーズンを終える。
年が明けた4歳の緒戦は阪神大賞典に出走する。3000mの長距離戦を見事に制し、重賞2勝目を挙げると、天皇賞(春)では、中団の内で脚を溜めたジャスティンパレスは、直線で一気に抜け出すと先頭でゴール。
6度目の挑戦で、念願のGI初制覇を飾り約2.2億円を獲得した。またこの勝利で、父ディープインパクトは産駒のJRA・GI通算71勝目をあげ、その父サンデーサイレンスに並んで歴代史上最多タイとなった。
ジャスティンパレスは次走の宝塚記念では3着、天皇賞(秋)でも2着に入るなど完成期を迎え、中距離戦線でも安定した成績を残し充実した4歳シーズンを過ごした。この年だけで合計5億円近い賞金を稼いだ。
5歳時の春にはドバイ遠征も経験するなど、精神的にも逞しくなったジャスティンパレス。秋には天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念の秋古馬三冠を皆勤した。
2025年も現役続行が決まり、ディープインパクト産駒唯一の現役GⅠ馬として、さらなる獲得賞金の上積みが期待される。