9位 ショウナンパンドラ(6億768万円)
性別:牝馬
戦績:18戦5勝 [5-4-3-6]
主な勝ち鞍:秋華賞、ジャパンカップ
ショウナンパンドラは牝馬でありながらジャパンカップを勝つなど牡馬混合戦でも活躍した良血馬だった。
2013年12月にデビューするが、3歳春のシーズンは血統背景から奥手であり、オープン戦の2着が精一杯で、GⅠ制覇どころか出走も叶わなかったが、夏になりようやく条件戦で2勝目を挙げた。
夏を越して心身ともパワーアップして挑んだ、秋華賞トライアル紫苑ステークスで2着に入り、秋華賞の優先出走権を獲得した。
初GⅠの秋華賞では3番人気に支持された。レースでは内々の経済コースを通り、余力を蓄えながら前団を追走すると、直線では生まれ持った瞬発力を爆破させる。
先行する馬群の間を割るようにして、抜け出しオークス馬のヌーヴォレコルトらを抑えて優勝。期待された良血馬がGⅠ初制覇を挙げ賞金約9000万円を獲得した。
その後4連敗は喫するが宝塚記念で3着に入り賞金を加算していく。4歳秋のオールカマーでは、直線、大外から上がり最速で差し切り復活の優勝を飾り、約6600万円をゲットすると、ジャパンカップでは歴戦の牡馬相手に大仕事をやってのける。
道中は中団で脚を溜めたショウナンパンドラは直線、懸命に前を追いかけると、馬体をぶつけられながらも馬群を抜け出し、最後はクビ差で差し切り勝利。同レース史上7頭目の牝馬戴冠の快挙で約3億円を手に入れた。
ショウナンパンドラが勝利したGⅠは2勝であったが、いずれも馬群を切り裂く、持ち前の瞬発力が発揮された勝利で、6億768万円を獲得した。