ルメール様、異教徒たちが囁く「ダートはめっちゃ苦手」説を検証【チャンピオンズC】

次に異教徒たちに言われるのは「芝と比べてダートは小回りになってごちゃつきやすい。ごちゃついた競馬ではルメールは馬群をこじ開けることができない」というものである。

確かにルメール様は内を割ってくるというよりは、気づいたら外にいてスムーズに馬を追いだしているというイメージがある。

小回りコースでは外に出す間もなく、その特技を使いにくいというのはあるのかもしれない。

そういうわけでコース別のダート成績を出してみた。

■ルメール様のダート戦・コース別の成績（10走未満のコースは除外）
Lemaire_dirt_5

こちらを見てもらって分かることと言えば、

・広い東京コースは得意
・距離は長いほうが良い

の2点であろうか。（チャンピオンズCが行われる中京1800mの成績が悪いような気がするが見なかったことにしよう）

異教徒たちの言う「小回りコースは苦手」という傾向を、私としては粉砕してほしかったのだが、データからそれを否定することはできなかった。

どうやらルメール様はごちゃついた条件がお嫌いのようである。

まあ神様が平民にもみくちゃにされながら走るのが嫌という気持ちも分かるし、神が平民から進路を奪わないというのも神の寛大な御心からすれば当然のことなのかもしれない。

そんな戯事はおいておいて、上記データからごちゃつきやすい内枠では成績が下がるのではないか？という仮説もでてきたので、一応調べてみた。

■ルメール様のダート戦・枠番別成績
Lemaire_dirt_6

やはり外枠の方が成績は良い。

ただルメール様がどうこうの前に、そもそもダート戦は外枠有利である。そのことを考えると、複勝率なんかはあまり差が出てなくて、個人的にはびっくりした。

まあいずれにせよ、ごちゃつきやすい条件では神様と言えども割り引いたほうが良いとは言えるだろう。

と、ここまでルメール様のダート戦について色々と調べてきたわけだが、今回のチャンピオンズCにおいてミックファイアは7枠13番と外枠を引いた。

ごちゃつきにくい外枠であるということ、そしてそもそもルメール様がダート戦苦手というのはただの印象論であることとを踏まえると、決してルメール様にとってはまずい状況ではない。むしろオッズが下がって美味しいとさえ言える。

そういうわけで、もう私のチャンピオンズCの予想はバレバレで公開する必要もないとは思うが、一応ウィルソンテソーロ（川田大魔王騎乗）から買う予定であることを付記しておく。（ミックファイアは消し予定。さすがにここでは敷居が高い）

では皆様Good Luck！！

（文●中毒じゃない象さん）

【了】

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