【ジャパンC】ルメール様、他の外国人騎手がいっぱいいると意識しちゃう説を検証
先週のマイルCSで1番人気のブレイディヴェーグに騎乗したルメール様は、内枠から猛烈な追い込みを見せるも4着に終わった。前回のコラムで挙げた仮設は立証されなかったものの、『ルメール自信あります専門家』の中毒じゃない象さん(@chudokuzzz)の見立て通りの結果となった。今週は国内外から豪華メンバーが集ったジャパンカップが行われる。今年は海外の超一流馬にあわせて超一流の騎手も多数来日している。今回は、そんなジャパンカップにふさわしい新たな仮説を検証する。
日本で行われし、神々の競演
先週のマイルCSはこのコラム始まって以来、初めてルメール様に逆らったわけだが、ルメール様騎乗のブレイディヴェーグは4着と馬券圏外に。無事にルメール専門家としての役割を果たせてほっとしている。
今週日曜日は東京競馬場にてジャパンカップが行われる。1着賞金5億円という、日本最大級のレースで、海外からもオーギュストロダン、ゴリアット、ファンタスティックムーンの3頭が出走する。
そういうわけで、それらの馬に騎乗するため、C.スミヨンさん、R.ムーアさん、R.ピーヒュレクさんという外国人騎手3人も来日した。またジャスティンパレスにはC.デムーロさんが、ドゥレッツァにはW.ビュイックさんが騎乗する。
つまりルメール様を含め、6名の外国人騎手が参戦するわけだ。
以前、このような検証を依頼されていたのだが、今回のジャパンカップにまさにふさわしいお題である。
そういうわけで、今回は「ルメール様、他の外国人騎手いると意識しちゃう説」を検証してみよう。
ルメール様はとうに人間という枠を離れ神になられたお方なのだから、日本人であるとかそうではないなどという些事など気にされるはずもないというのが、私の様なルメール様信者の見解になるのだが、実際はどうだろうか?
まず過去10年、日本にやってきた外国人騎手は72名であった。(ルメール様とM.デムーロさんを除く)
今年のエリザベス女王杯を勝ったC.デムーロさんをはじめ、J.モレイラさんやムーアさん、D.レーンさんなど、海外の名手が目に付く。
一方で、S.クリッパートンさんやT.ジャルネさん、H.ターナーさんなど、頭の片隅にも残っていない騎手も多い。
改めて、日本競馬が海外騎手に門戸を開いていることを痛感した。(賛否両論あるんだろうが、個人的には騎手界は弱肉強食の世界であってほしいので、外国人騎手が多数参戦することは歓迎である)