【マイルCS】ルメール様、寒くなるとエネルギーがなくなり「冬眠しちゃう」説を検証
先週のエリザベス女王杯で1番人気のレガレイラに騎乗したルメール様だが、5着に終わった。直線で不利があったり、自身の強引な騎乗があったり(過怠金5万円の処分)と、いつものルメール様らしからぬレース内容で「偽物説」までささやかれている。しかし、今週のマイルチャンピオンシップでルメール様が騎乗するブレイディヴェーグも当たり前のように1番人気候補である。『ルメール自信あります専門家』でおなじみの中毒じゃない象さん(@chudokuzzz)は、先のルメール様の状況からとある仮説を立てている。今回はその仮説を検証していきながらマイルCSでの取捨を考えていく。
にわかにささやかれる「先週のルメール偽者説」
先週、ルメール様はエリザベス女王杯のレガレイラをはじめ、1番人気に10回騎乗しておきながら、1-2-1-6と、馬券圏外に6回飛ぶという信じられない成績であった。
この惨憺たる結果を見て、にわかに「ルメール偽者説」が浮上している。
が、それ以上に有力なのが、「ルメール様冬眠説」である。
「ルメール様冬眠説」とは、寒くなるとルメール様はエネルギーがなくなり、冬眠に入るという嘘みたいな説である。
辞書を引いてみると、冬眠とは、「哺乳類や鳥類などの動物が、厳しい環境下で生き延びるために一時的に活動を停止し、体温や代謝率を低下させる生理現象のこと」らしい。
普通に考えると、哺乳類である人間ならまだ冬眠する可能性があるものの、神であるルメール様が冬眠することは考えにくい。
神であるルメール様にとって厳しい環境などそもそもあるはずもないし、永遠の存在であるルメール様にとって、生き延びるなんてことはそもそも概念として存在しないはずなのである。
そういうわけで、私はルメール様冬眠説を否定するため、本当にルメール様は、寒くなると成績が悪くなるのか調べてみた。
まずは過去10年の月別成績である。
これを見ていただくと、確かに1月~4月にかけての成績が悪いように見える。(9月~11月の成績はよく見える)
一方で、7月の成績もかなり悪いのだが、もし温度がルメール様の成績に影響を与えるとするのならば、これは説明がつかない。
念のため、重賞に絞って成績も出してみた。
重賞だけなのでサンプル数が減ってしまうため(全部で630レース)、この数字を鵜呑みにはできないのだが、それでも傾向は全レース時と変わらないことが分かるだろう。
1~3月の成績が悪いと共に、7月の成績がやたら悪い。
7月の重賞複勝回収率は驚異の28%だ。
もはや「7月のルメール様は冬眠を通り越して死んでる説」を唱えたいレベルである。
いずれにせよ7月という真夏に成績が悪いという反証があるので、ルメール様は寒いと成績が下がるという説には異議を唱えたい。
というわけで、別の理由を探してみたく、競馬場&月別に成績を出してみた。