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「最終レースは全頭の単勝馬券を買う」。馬券を嗜むコアな競馬ファンが陥りやすい“競馬あるある”5選

長年、馬券を購入している個人のスタイルが確立されていく。買い方は十人十色だが、共通点は「お金との戦い」だ。金銭が絡むとメンタル面が揺さぶられ、普段とは異なる行動をとることがある。今回は、書籍『競馬あるある(造事務所・著、カンゼン刊)』からコアな競馬ファンがやりがちな5つの行動や思考パターンについての競馬あるあるを競馬チャンネル編集部・林亮介が再編集して紹介する。

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イラスト:田村正一

①全レースがはずれると癪なので、最終レースは全頭の単勝馬券を買う

 もちろん馬券は勝つこともあれば負けることもある。しかし必ず的中させる方法が存在する。それは全通り買いだ。最も分かりやすいのは、単勝の全頭買いだろう。
 
 18頭立てのレースの場合、100円×18=1800円を掛ければ必ず的中する。1800円で、的中する喜びを確実に味わえるのだ。ただし、単勝オッズ18倍以上の馬が勝たないとプラスにならないので、理論上ほとんどの確率で負けてしまう。だから、全通り買いをしている人は少ないのだ。
 
 そもそも競馬は必死に考えた予想が的中したときこそ喜べるので、考えずに買った馬券が的中しただけでは喜びは半減するだろう。
 
 ただ、一日中競馬場にいて一度も的中しないまま帰るのは、どうにもやるせないので、的中させたという喜びを味わいたくなるのだ。

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