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【中山・芝1200mのコース解説】特徴と傾向は? 脚質・馬番・種牡馬データを分析

text by 福本典明
2025年スプリンターズSを制したウインカーネリアンと三浦皇成騎手
2025年スプリンターズSを制したウインカーネリアンと三浦皇成騎手

■中山・芝1200メートル

 中山芝1200mは外回りコースの奥からスタートし、300m弱で3コーナーへ。序盤から下りが続くためスピードに乗りやすい一方、最後の直線は310mと短く、ゴール前には高低差2.2mの急坂が待つ。

 前半から速い流れになりやすく、単純なスピードだけでなく、そのスピードを維持する持続力や最後の急坂をこなすパワーも求められるコースだ。

 また、中山の芝コースにはA・B・Cコースがあり、開催時期によって使用するコースが異なる。内柵の位置は変わるものの、最後の直線はいずれも310mで変わらない。

主な重賞

・スプリンターズS(GⅠ)
・オーシャンS(GⅢ)

脚質別成績

 中山芝1200mでは、前で運べる馬が明確に優勢となっている。

 逃げ馬は勝率19.1%、複勝率44.9%。先行馬も勝率12.1%、複勝率35.3%を記録する一方、差し馬は複勝率17.9%、追込馬は同6.5%まで低下する。

 さらに、逃げ馬は単勝回収値149、複勝回収値162、先行馬もともに117。好走率だけでなく回収値でも前に行ける馬が優秀で、基本的には先行力を重視したいコースといえる。

脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
逃げ 71-62-34-205/372 19.1% 35.8% 44.9% 149 162
先行 166-164-154-888/1372 12.1% 24.1% 35.3% 117 117
差し 108-106-138-1618/1970 5.5% 10.9% 17.9% 64 67
追込 27-40-46-1633/1746 1.5% 3.8% 6.5% 24 27

馬番別成績

 馬番別では、内から中ほどの馬番が比較的安定している。

 1番は複勝率25.8%、2番は23.7%、6番も23.5%。一方で12番は16.4%、13番は14.1%、15番は14.3%と、外寄りになると数字が下がる馬番も目立つ。

 ただし、14番は複勝率21.1%を記録しており、外枠だからといって一律に割り引く必要はない。2025年スプリンターズSでもウインカーネリアンが16番から勝利しており、外からでも前のポジションを取れる馬には注意したい。

馬番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
1番 29-33-34-276/372 7.8% 16.7% 25.8% 44 100
2番 30-33-25-283/371 8.1% 17.0% 23.7% 111 81
3番 18-38-29-284/369 4.9% 15.2% 23.0% 46 83
4番 30-22-27-291/370 8.1% 14.1% 21.4% 60 81
5番 24-26-27-295/372 6.5% 13.4% 20.7% 68 64
6番 33-27-27-284/371 8.9% 16.2% 23.5% 108 80
7番 29-25-27-290/371 7.8% 14.6% 21.8% 80 75
8番 25-24-25-296/370 6.8% 13.2% 20.0% 50 75
9番 27-21-24-296/368 7.3% 13.0% 19.6% 57 60
10番 23-25-21-293/362 6.4% 13.3% 19.1% 97 59
11番 27-20-24-276/347 7.8% 13.5% 20.5% 47 88
12番 17-15-22-275/329 5.2% 9.7% 16.4% 32 45
13番 16-15-13-268/312 5.1% 9.9% 14.1% 95 50
14番 20-21-19-224/284 7.0% 14.4% 21.1% 110 82
15番 13-14-11-228/266 4.9% 10.2% 14.3% 53 72
16番 11-14-17-187/229 4.8% 10.9% 18.3% 64 69

種牡馬別成績

 勝利数ではダイワメジャー産駒が23勝でトップ。ロードカナロア産駒が22勝で続く。

 複勝率ではアドマイヤムーン産駒が複勝率34.0%、モーリス産駒が32.7%、スクリーンヒーロー産駒が31.5%と好成績。ハービンジャー産駒は42走とサンプルは少ないものの、勝率19.0%、単勝回収値276を記録している。

 短距離実績のある種牡馬だけでなく、最後の急坂をこなせるパワーや持続力を伝える血統にも注目したい。

種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
ダイワメジャー 23-32-21-179/255 9.0% 21.6% 29.8% 59 79
ロードカナロア 22-20-17-165/224 9.8% 18.8% 26.3% 41 57
アドマイヤムーン 14-22-13-95/144 9.7% 25.0% 34.0% 41 92
ビッグアーサー 9-9-7-77/102 8.8% 17.6% 24.5% 53 65
ミッキーアイル 8-5-9-58/80 10.0% 16.3% 27.5% 57 74
ハービンジャー 8-2-2-30/42 19.0% 23.8% 28.6% 276 90
キンシャサノキセキ 7-15-12-125/159 4.4% 13.8% 21.4% 61 81
モーリス 7-7-3-35/52 13.5% 26.9% 32.7% 59 78
スクリーンヒーロー 7-4-6-37/54 13.0% 20.4% 31.5% 188 94
マツリダゴッホ 7-3-13-103/126 5.6% 7.9% 18.3% 40 82
ディープインパクト 6-3-7-71/87 6.9% 10.3% 18.4% 97 50
ハーツクライ 6-3-5-44/58 10.3% 15.5% 24.1% 153 77

中山芝1200mで狙いたい馬

 データから最も重視したいのは先行力。逃げ・先行馬、そして4コーナーを前の位置で回れる馬ほど好走率・回収値ともに高い。

 一方で、序盤から下り坂が続くため、先行争いが激しくなればペースが速くなりやすい。逃げ・先行馬がそろったレースでは、差し馬の台頭も想定しておきたい。

 馬番では外寄りになるほど数字を落とすケースが増えるものの、外枠そのものが決定的な不利になるわけではない。枠よりも、そこから好位置を確保できるだけのテンの速さがあるかを重視したい。

 下り坂で流れに乗れるスピード、速いラップを維持できる持続力、最後の急坂を乗り越えるパワー。この3点を兼ね備えた馬が、中山芝1200mでは狙いやすい。

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