
現役時代、圧倒的な強さで春のクラシック二冠を制したドゥラメンテは、骨折により菊花賞への出走が叶わず、三冠の夢は絶たれた。復帰後は3戦すべてで連対を外さない安定感を示したが、靭帯と腱の損傷により現役を引退。種牡馬として産駒が活躍する中、大腸炎で9歳の若さでこの世を去った。今回はその後継候補5頭を紹介する。[2/5ページ]
②ルガル
次に紹介するのは、父ドゥラメンテとは大きくタイプの違う活躍を見せているルガル。
初年度産駒からタイトルホルダーらを輩出したドゥラメンテは、2世代目で牝馬2冠のスターズオンアースを出し、さらにその名声を高めていった。
そして、最大の当たり年となったのが第3世代。その中でもひときわ異彩を放っているのが、これから紹介するルガルである。
ルガルは、ダート1800mでデビュー。新馬戦は最下位の9着に敗れるも、距離を短縮してレースぶりが良化。デビュー4戦目のダート1200m戦で初勝利を挙げる。
その後は芝に挑戦して頭角を現すも、3歳時は重賞での善戦止まりであった。
しかし、明け4歳初戦のシルクロードステークスで3馬身差の快勝。重賞初制覇を飾ると、その勝ちっぷりが評価され、続く高松宮記念ではG1初挑戦ながら1番人気の支持を受ける。
だがレースで10着に敗れた上、骨折が判明して半年間の休養に入ってしまう。
復帰戦は、再びG1の舞台となるスプリンターズステークス。春は1番人気での出走であったが、10着大敗の上に骨折明けで半年ぶりの出走であったこともあり、9番人気の伏兵扱い。
しかしその低評価をあざわらうかのように、ハイペースを3番手追走から抜け出して勝利。この馬自身のG1初制覇を飾るとともに、鞍上の西村淳也騎手にもG1初制覇をプレゼントした。
その後、香港スプリントで初の海外遠征を敢行してから一時的なスランプに陥るも、5歳暮れの阪神カップでスプリンターズステークス以来、1年3ヶ月ぶりの勝利を挙げた。
さらなるタイトル獲得を目指し、6歳シーズン初戦はドバイへ遠征。アルクオーツスプリントで2着と好走している。


