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2008年中山大障害を制したときのキングジョイ(写真左・青帽)
2008年中山大障害を制したときのキングジョイ(写真左・青帽)

平地とは異なる魅力が詰まった障害レース。かつて障害試験の採時も担当した筆者が、“史上最強の障害馬”オジュウチョウサンの強さを紐解きながら、「障害未勝利戦」を予想するための具体的なポイント3つに絞り、分かりやすく解説する。[7/8ページ]

障害未勝利を予想するポイント

③障害4戦目以降の馬の取捨選択

 3つ目は、「障害4戦目以降の馬の取捨選択」。これも基本的には、障害2〜3戦目の馬同様に、前走の着順や1着馬との着差に加えて、道中の通過順を見ていくのは同じだ。

 やはり障害戦は、基本的に平地レースと比べて追い込みが利きにくく、道中でポジションを押し上げるのも難しい。特に障害未勝利となると、それがさらに顕著となってくる。その中で通過順を上げてきている馬は、良いポジションを取ることさえできれば、次走で好走する可能性も高いと考えられる。

 そのときにひとつ鍵となるのが、先に障害試験を見るときに重要視すると話した、上がり3Fのタイム。後方から追い上げてきている馬を狙うのであれば、上がり3Fが速い馬を狙えばいいというのは、平地レースと同じように考えれば思いつくところ。

 ただし残念ながら、JRAのホームページではレース上がりこそ載っているが、個別の馬は平均1Fというあまり参考にならない数字が載っているのみ。障害試験のタイムと同じく、競馬新聞を買っている人は個別の上がりタイムを見ることができるが、そうでない場合は、レースリプレイを見ながらだいたいの上がり3Fを計算することも可能である。

 リプレイ映像のゴールタイムから約40秒ほど巻き戻した場面を見ると、残り3Fのハロン棒を見つけることができるはずだ。東京競馬場や中山競馬場などは、平地レースのハロン棒と違って短く目立ちにくいため見つけるのに一苦労だが、必ず画面に映っているはず。

 そこで先頭から約何馬身離れているかを見ながら1馬身=0秒2で計算し、ゴールでの勝ち馬との秒差と差し引きを行ってレース上がりと照らし合わせることで、その馬のだいたいの上がりタイムを導き出すことができる。

 少し手間ではある上に、先頭から離れすぎていると正確なタイムが出せないという側面はあるが、そこまでの労力を費やしてもいいと思えるほど、上がり3Fのタイムはかなり重要なファクターである。

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