
平地とは異なる魅力が詰まった障害レース。かつて障害試験の採時も担当した筆者が、“史上最強の障害馬”オジュウチョウサンの強さを紐解きながら、「障害未勝利戦」を予想するための具体的なポイント3つに絞り、分かりやすく解説する。[6/8ページ]
障害未勝利を予想するポイント
②障害2〜3戦目の馬の取捨選択のつづき
他にも、ポイント①「初障害の馬の取捨選択」で話したことの逆は、障害2〜3戦目の馬の取捨選択に応用できる。
例えば、初障害の難易度が低いと話した中京競馬場や新潟競馬場で負けている馬より、難易度の高い競馬場で負けている馬のほうが言い訳が利くということ。
ちなみに、中京競馬場や新潟競馬場が障害の難易度が低く、逆に障害の難易度が高いのが、福島競馬場や小倉競馬場、中山競馬場あたり。
斜めに横切る襷があって途中で逆回りとなる上に、襷にはバンケットもあり、中京や新潟と同じ置き障害であるものの、難易度は桁違いなのが福島競馬場。
同じく襷やバンケットがあり、固定障害中心のため、ハードルとしての難易度は福島競馬場以上なのが小倉競馬場。年2回のJ・G1が行われ、未勝利戦の距離であっても、豊富なスタミナと飛越の巧さが必要とされるのが中山競馬場。
この3つの競馬場は、比較的初障害で活躍するのが難しい競馬場であり、障害2〜3戦目の馬を狙うときには、ここで敗れていても一変する可能性があるとも言える。
同じことは、先に書いたスクーリングができる競馬場かどうかについても言えるし、若手ジョッキーで敗れている馬よりも、ベテランジョッキーで敗れている馬のほうが狙いやすい側面ももちろんある。
ここまで話してきたように、個人的には障害初戦の馬よりも、障害2〜3戦目の馬を圧倒的に狙いたいと考えている。障害未勝利のレースを見るときには初障害の馬のレースぶりに注目して、次走以降狙えるかどうかを判断し、2〜3戦目でキッチリ仕留める癖をつけると、より面白くなるだろう。


