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2025年天皇賞(春)をヘデントールで制したレーン騎手
2025年天皇賞(春)をヘデントールで制したレーン騎手

昨年はフォーエバーヤングが、ダート馬として史上初の年度代表馬に輝くという歴史的なシーズンとなった。しかし新たな戦いは、すでに始まっている。
「今年の主役は、いったいどの馬なのか」。そこで今回は、競馬チャンネルに関わるライター陣が、それぞれの思い描くストーリーを胸に、2026年の年度代表馬候補を指名してもらった。[3/6ページ]

③中川大河の予想

◆まだ底を見せていない

 フォーエバーヤングのリピートか、最強世代クロワデュノールやミュージアムマイルら4歳馬の躍進か―――。今年の年度代表馬には、思い切って超伏兵の名前を挙げてみたい。

 ずばり、2026年の年度代表馬に輝くのは、5歳馬のヘデントールだ。

 手中に収めたG1タイトルは昨年の天皇賞・春だけだが、通算成績は【6-2-0-1】とまだ底を見せていない。菊花賞でも2着しているように明らかにステイヤー気質。それが年度代表馬に推す最大の理由でもある。

 ヘデントールといえば、昨年の有馬記念に特別登録されたにもかかわらず出走せず。ファンの憶測が飛び交い、議論の渦に巻き込まれた。

 結局、始動戦は2月の京都記念となりそうだが、3月のドバイシーマCにも登録。春天連覇を狙うのか、それとも海外G1を狙うのか、それは京都記念の結果次第だろう。

 すでに述べたようにヘデントールの最大の武器は豊富なスタミナだ。好走した長距離G1以外にも、相手が弱かったとはいえ、昨年のダイヤモンドSを4馬身差で完勝している。

 もちろん秋のローテーションはまだ読めないが、ヘデントールにはぜひ凱旋門賞を目指してもらいたい。

 実際、昨年は5月に凱旋門賞の第1回登録を行っていた。結局、陣営は同レースを見送ったが、パリロンシャンの重い馬場はマッチするはず。

 その根拠となるのが、母の父ステイゴールドの血だ。これまでオルフェーヴルとナカヤマフェスタという産駒2頭が凱旋門賞2着の実績を残している。母の父として隔世遺伝で日本競馬の悲願を叶えてもおかしくない。

 もしヘデントールが凱旋門賞を勝てば、それだけで年度代表馬の最有力候補になり得るだろう。それに加えて、帰国後は悲願の有馬記念にも挑戦してほしいところ。

 これまで中山では2戦2勝と負け知らず。昨年の有馬記念にも万全の状態で出走していれば、ミュージアムマイルといい勝負を演じていたはずだ。

 凱旋門賞を抜きにしても、天皇賞・春と有馬記念の2つのタイトルを奪取できれば、年度代表馬の有力候補に名前は挙がるはずだ。

ヘデントール

生年月日:2021年4月6日
父:ルーラーシップ
母:コルコバード
母の父:ステイゴールド
調教師:木村哲也 (美浦)
馬主:キャロットファーム
生産者:ノーザンファーム

【著者プロフィール:中川大河】
競馬歴30年以上の競馬ライター。競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。「日刊SPA!」「SPAIA競馬」などで記事を執筆中。

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