
昨年はフォーエバーヤングが、ダート馬として史上初の年度代表馬に輝くという歴史的なシーズンとなった。しかし新たな戦いは、すでに始まっている。
「今年の主役は、いったいどの馬なのか」。そこで今回は、競馬チャンネルに関わるライター陣が、それぞれの思い描くストーリーを胸に、2026年の年度代表馬候補を指名してもらった。[2/6ページ]
②小早川涼風の予想
◆2年連続の年度代表馬へ…
2026年の年度代表馬は、2年連続でフォーエバーヤングが取るのではないかと予想する。
2025年はサウジカップ、ブリーダーズカップクラシックと海外のG1でもトップクラスのメンバーが集うレースを2勝。サウジアラビアでは香港で現役最強の座をほしいままにしているロマンチックウォリアーを下した。
アメリカでは、いとこのシエラレオーネを筆頭とする当地の一線級相手に勝利という実績からも、今の日本馬では芝ダート関係なく、歴代の名馬と比肩しても見劣りしない実力を持っていると言っていいのではないだろうか。
恐らく2026年も海外G1を中心としたローテーションを組むと思われるため、日本でフォーエバーヤングの雄姿を見ることは少ないとは思う。だが、陣営は年末、有馬記念やチャンピオンズカップの挑戦も視野に入れているとコメントしており、今年の年末は地元で我々を楽しませてくれるかもしれない。
もし有馬記念に参戦するとなった場合、半妹のブラウンラチェットがG3・アルテミスステークスを勝利しているように、血統的観点からも全く芝がダメということはなさそう。
何より、年末の中山はパワーと器用さを必要とする舞台でもある。アメリカの力が要るダートを克服し、さらに世界中、様々な場所で勝利を挙げてきたという経験と器用さもあるフォーエバーヤングにとっては絶好のチャンスとも言えそうだ。
仮に上半期で中東のビッグレース2つを勝利し、下半期は日本のG1で活躍をしたとなれば、当然連続での受賞は視野に入ってくる。そしてもし、有馬記念まで制覇するとなったら──。それは日本競馬の歴史でも類を見ない名馬の誕生となり、満票での選出も夢ではないだろう。
フォーエバーヤング
生年月日:2021年2月24日
父:リアルスティール
母:フォエヴァーダーリング
母の父:Congrats
調教師:矢作芳人 (栗東)
馬主:藤田晋
生産者:ノーザンファーム
【著者プロフィール:小早川涼風(@GR_TAN0903)】
祖父と父の影響で幼い頃から競馬に親しみ、社会人を経て競馬ライターへ転身。地方、中央を問わない競馬漬けの日々を送る。初めて好きになった馬はサイレンススズカ。思い出深い一頭はファストフォース。「競馬チャンネル」「ウマフリ」などで記事を執筆中。


