【競馬チャンネルライター大集合】2026年の年度代表馬になるのは…?ライターたちが推しの一頭を指名

昨年はフォーエバーヤングが、ダート馬として史上初の年度代表馬に輝くという歴史的なシーズンとなった。しかし新たな戦いは、すでに始まっている。
「今年の主役は、いったいどの馬なのか」。そこで今回は、競馬チャンネルに関わるライター陣が、それぞれの思い描くストーリーを胸に、2026年の年度代表馬候補を指名してもらった。[1/6ページ]
①鈴木ユウヤの予想
◆年度代表馬に最も近いのはクロワデュノール
「年度代表馬を予想する」という企画にあたって、最初に思ったのは「年度代表馬は必ずしも『現役で一番強い馬』とは限らない」ということ。どういう路線のどういう馬が選ばれるか、そこそこ明確な傾向がある。参考に2000年以降の年度代表馬を列挙してみる。
25年 フォーエバーヤング
24年 ドウデュース
23年 イクイノックス
22年 イクイノックス
21年 エフフォーリア
20年 アーモンドアイ
19年 リスグラシュー
18年 アーモンドアイ
17年 キタサンブラック
16年 キタサンブラック
15年 モーリス
14年 ジェンティルドンナ
13年 ロードカナロア
12年 ジェンティルドンナ
11年 オルフェーヴル
10年 ブエナビスタ
09年 ウオッカ
08年 ウオッカ
07年 アドマイヤムーン
06年 ディープインパクト
05年 ディープインパクト
04年 ゼンノロブロイ
03年 シンボリクリスエス
02年 シンボリクリスエス
01年 ジャングルポケット
00年 テイエムオペラオー
13年のロードカナロア、15年のモーリス、そして昨年のフォーエバーヤングを除く、のべ23頭はいずれも芝の中長距離馬。また、26頭いずれも年間にGⅠを2勝以上していた。
つまりは「芝中長距離」で「GⅠを複数勝利」が年度代表馬を獲るためのほぼ必須条件。ダート馬や短距離馬もチャンスがないではないが、自身が圧倒的な成績を残しつつ、芝中長距離の傑出馬が出ないことを祈る立場にならざるを得ない。
今年の芝中長距離路線を引っ張っていくのは現4歳牡馬の三銃士。ミュージアムマイル、マスカレードボール、クロワデュノールだ。
このうちマスカレードボールは左回り専用に近く、勝てそうなGⅠと言えばドバイシーマクラシック、天皇賞(秋)、ジャパンCくらいか。そしておそらくドバイSCとジャパンCには難敵カランダガンが出てくる。複数勝利のハードルは相応に高い。
残るミュージアムマイルとクロワデュノールで迷ったが、ここは後者を選択した。凱旋門賞は道悪、ジャパンCは1000m通過57.6秒という超ハイペースにそれぞれ泣いたが、前崩れを粘った皐月賞2着といい、日本ダービー優勝といい、この世代でトップ格の能力があることに変わりはない。
春はミュージアムマイルがドバイターフへ、クロワデュノールは大阪杯が有力とのこと。レース巧者で先行力があるクロワデュノールにとって阪神内回りの大阪杯はいかにも合うレース。ミュージアムマイルも不在ならまずここで一つタイトルを確保できる可能性が高い。年度代表馬争いで最も有利なポジションにいるのはこの馬だ。
クロワデュノール
生年月日:2022年3月21日
父:キタサンブラック
母:ライジングクロス
母の父:Cape Cross
調教師:斉藤崇史 (栗東)
馬主:サンデーレーシング
生産者:ノーザンファーム
【著者プロフィール:鈴木ユウヤ(@ysuzuki_keiba)】
東京大学卒業後、編集者を経てライターとして独立。中央競馬と南関東競馬をとことん楽しむために日夜研究し、Xなどで発信している。「ワイド1点買い」の使い手。2025年の中央GⅠ回収率204%を達成。


