
2026年は、1月4日の東西金杯からスタートし、早くも1か月が経過した。各地で開催が進む中、リーディング争いにも少しずつ輪郭が見え始めた。一方で、シーズン序盤で流れをつかみ切れていない騎手や調教師も存在する。そこで今回は、2026年の立ち上がりで苦戦を強いられている人物や馬に注目。今後の巻き返しについて考察する。[5/5ページ]
※2月1日までのデータをもとに構成している。
⑤【BMS(母の父)】
最後はブルードメアサイヤー(BMS)、つまり母の父としてスタートダッシュに失敗した馬を取り上げたい。
1頭目は2023年からBMSリーディング3連覇中のディープインパクトだ。昨年はBMSとして約54億円を獲得。約38億円を稼いだ2位キングカメハメハに大きな差をつけた。
しかし、今年はここまで4億3967.4万円。わずか200万円ほどの差だがキングカメハメハの2位に甘んじている。最終的にリーディング首位の座を奪うのは間違いないが、やや不安を残すスタートとなった。
2頭目は、2016年から10年連続でBMSリーディング10位以内を維持しているシンボリクリスエス。2021年から3年連続4位のあとは7位、そして昨年は9位と順位を落としているが、今年は今のところ17位に低迷している。
ここまで78戦してわずか2勝で、その内訳はダートと障害が1勝ずつ。芝はなんと【0-0-0-29】という結果となっている。11年連続トップ10入りに黄信号がともっている。
最後はシンボリクリスエスと全く同じ78戦2勝のロードカナロアを取り上げる。獲得賞金額はシンボリクリスエスを下回り、リーディング19位。ただし、これは昨年の自己ベスト24位を更新する勢いである。
ロードカナロアを母の父に持つ産駒はいまだ重賞で勝利がなく、今年もピエドゥラパンがフェアリーSで10着、カルプスペルシュがシルクロードSで4着とそろって人気を裏切った。
種牡馬部門で首位に立っているものの、ロードカナロアが母の父としてブレイクするのはもう少し先になりそうだ。
【了】
【著者プロフィール:中川大河】
競馬歴30年以上の競馬ライター。競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。「日刊SPA!」「SPAIA競馬」などで記事を執筆中。
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