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2004年天皇賞(秋)を制した時のゼンノロブロイ
2004年天皇賞(秋)を制した時のゼンノロブロイ

昨年秋、中央競馬で走っていたステイゴールド最後の産駒、マイネルヴァッサーが引退した。ステイゴールドは、オルフェーブルやゴールドシップなどG1馬を多数輩出し、引退後も絶大な人気を博した種牡馬であった。
そこで今回は、中央で走る産駒が残り1頭となった種牡馬を5頭厳選。種牡馬としての実績とともに、“ラストクロップ”の現在地を紹介する。[3/5ページ]

③ゼンノロブロイ

代表産駒:ペルーサ、サンテミリオン

 3頭目はマンハッタンカフェと同じサンデーサイレンスの直仔ゼンノロブロイだ。同馬は日本ダービー2着、菊花賞4着とクラシックには縁がなかったが、古馬になってから本格化。4歳時に秋古馬三冠を達成し、同年の年度代表馬にも輝いた。

 5歳時には海外にも挑戦したが、結局、前年の有馬記念が最後の勝利となり、連覇を狙った有馬記念(8着)を最後に引退。翌06年に社台SSにて種牡馬入りした。

 種牡馬としては、初年度からエンジン全開だった。いきなり200頭を超える繁殖牝馬を集め、初年度産駒からペルーサら5頭の重賞ウイナーが誕生。そのうちサンテミリオンが2010年オークスを制した(アパパネと同着)。

 これ以上ないスタートを切ったゼンノロブロイだったが、2年目以降の産駒からはG1馬が生まれないまま。現在JRAで走っている産駒はラスト1頭を迎えている。

 それが6歳セン馬のアットアブラストだ。同馬は2023年にデビューし、中央で5戦したが勝利を挙げることができず。その後は中央所属のまま川崎で初勝利を挙げると、1勝クラスでコンスタントに走り続けている。ただし、中央では2着が1度あるだけであとは4着以下という成績が残っている。

 今年初戦をに京都で迎えたアットアブラストだが、後方追走から直線で伸びきれず7着に敗戦。依然として厳しい状況が続いている。

 ゼンノロブロイ産駒は2024年6月のサトノルフィアンを最後に、1年半以上も中央での勝利から遠ざかっている。6歳馬アットアブラストの最後の抵抗に期待したい。

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