HOME » コラム » 5選 » 3億円超ホースはいまだG1未勝利…2026年の飛躍に期待したい高額取引馬5選 » ページ 5
ジャンゴッドの父キタサンブラック
ジャンゴッドの父キタサンブラック

近年、国内セリ市場は活況が続いており、1億円超の取引も増加している。2億円、3億円といった高額落札も、今や珍しくない。しかし、中央G1を制した馬の最高落札額は、ワールドプレミアの2億5920万円(税込)となっている。そこで今回は、2026年の活躍が期待できる高額取引馬を独断と偏見で5頭選び、年齢順に紹介する。[5/5ページ]

※取引額はすべて税込み表示

⑤ジャンゴッド(牡2歳、栗東・杉山晴紀厩舎)

2024年ノーザンファームミックスセール:3億1900万円

 最後は6月以降のデビューを控える明け2歳馬から1頭ピックアップしたい。それが2024年のノーザンファームミックスセールにて3億1900万円で取引された、マーゴットディドの2024ことジャンゴッドだ。

 ノーザンファームミックスセールは、2022年にノーザンファームが始めた繁殖牝馬と当歳馬の混合型セールで、セレクトセールの約3か月後に行われている。

 まだ歴史は浅いが、昨年末のホープフルSを制したロブチェンが同セールの出身。他にもサトノカルナバル、リラエンブレム、ショウヘイなどが重賞を勝っている。

 ジャンゴッドを落札したのは、ここ数年のセリ市でひと際存在感を放っている藤田晋氏。預託先は昨年2度目の全国リーディングに輝いた栗東の杉山晴紀厩舎というから期待値の高さが分かるだろう。

 ジャンゴッドの父はキタサンブラックで、母のマーゴットディドはアイルランドで生産されたデインヒル系の繁殖牝馬。半兄には2024年の皐月賞を制したジャスティンミラノ(父キズナ)がいる。

 キタサンブラックとデインヒル系繁殖牝馬という組み合わせはダノンアスコルティと全く同じ。ただし、JRAで走った30頭近くの産駒からはG1ウイナーどころかオープン勝ち馬も出ていない。

 一方で、キズナ×デインヒル系の組み合わせはジャスティンミラノのほか、サンライズジパング、ライトバック、レジェーロ、オールザワールドの5頭がオープンクラス以上レースを勝利。他にサヴォーナがG2で2度2着に入るなど好相性を誇る。

 血統的にはまだ結果が出ていないキタサンブラック×デインヒル系だが、ジャンゴッドには藤田氏という強運オーナーが付いている。約1年後には“クラシック候補”と呼ばれる存在になっていてもおかしくないだろう。

【了】
【著者プロフィール:中川大河】
競馬歴30年以上の競馬ライター。競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。「日刊SPA!」「SPAIA競馬」などで記事を執筆中。

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