
近年、国内セリ市場は活況が続いており、1億円超の取引も増加している。2億円、3億円といった高額落札も、今や珍しくない。しかし、中央G1を制した馬の最高落札額は、ワールドプレミアの2億5920万円(税込)となっている。そこで今回は、2026年の活躍が期待できる高額取引馬を独断と偏見で5頭選び、年齢順に紹介する。[4/5ページ]
※取引額はすべて税込み表示
④ダノンアスコルティ(牝3歳、美浦・萩原清厩舎)
2024年セレクトセール:4億4000万円
2年前のセレクトセール1歳部門にて、牝馬として史上2番目の4億4000万円で取引されたダノンアスコルティも大きいところを勝つ素質を備えている。
“7冠馬”の父キタサンブラックは、これまでイクイノックスやクロワデュノール、ソールオリエンス、さらに障害G1ウイナーのエコロデュエルなどを輩出している。ただし、活躍馬は牡馬に偏っており、G1を勝利した牝馬はまだいない。
それでもラヴェルが重賞を2勝しているほか、クリスマスパレードとアドマイヤマツリが牝馬限定重賞を1勝ずつ挙げている。さらにブラックチャリスが先日のフェアリーSを制し、牝馬クラシック戦線に名乗りを上げたところだ。
ダノンアスコルティは、そのブラックチャリスと同世代。半姉にG1を2勝しているアスコリピチェーノ(父ダイワメジャー)がいて、さらに全姉には4勝馬のアスコルティアーモがいる。
アスコリピチェーノはマイル以下、アスコルティアーモは1800mで勝利を挙げている。母系にやや距離不安もあるが、近親のタッチングスピーチやサトノルークスが中距離以上でも活躍しており、2000mの秋華賞あたりが現実的な目標となるか。
4億円ホースのダノンアスコルティは昨年末に中山芝1800mでデビューし、断然1番人気に推されたもののまさかの4着に敗れた。ただ、鞍上を務めたC.ルメール騎手は「これから良くなる」とコメントしており、巻き返すチャンスは十分あるだろう。
まずは次走でしっかり勝ち上がることが重要。それができれば、おのずと結果はついてくるはずだ。


