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2017年オーストラリアTを制した時のシルバーステート
2017年オーストラリアTを制した時のシルバーステート

「ポスト・ディープインパクト」時代を迎えた種牡馬界は、群雄割拠の様相を呈している。2025年も種牡馬リーディングにおいては順位の変動が目立つ一年となった。
そこで今回は、2024年にリーディングサイアー上位50位以内だった種牡馬の中から、2025年に大きく順位を伸ばした種牡馬をランキング形式で10頭紹介する。[6/10ページ]

第5位 シルバーステート

リーディングサイアー:24位 → 14位 (+12)

 現役時代は5戦4勝で、重賞やオープン特別の出走はゼロ。それでもその素質は騎乗した福永祐一騎手(現:調教師)に「彼のエンジンは規格外だった」と唸らせるほどのものを持っていた。

 デビュー戦でのちのG1馬アドマイヤリードとタイム差無しの2着に好走したのも、実力の裏付けと取れるのではないだろうか。

 産駒にはそんなシルバーステートのスピードを受け継ぐ馬が多い。度肝を抜いたのは2025年、セイウンハーデスのエプソムカップだろう。大外から弾けるように伸びて勝ち切った同馬の勝ち時計は1分43秒9とコースレコードを更新。

 1度屈腱炎で戦列を離れた馬とは思えない速力だった。彼以外にもラヴァンダやランスオブカオスなど、瞬間的にギアを上げる馬が目立つ印象がある。

 2025年は重賞を勝利したこの3頭の活躍もあって、獲得賞金は前年から2億円増加し、リーディング順位も10アップ。徐々に成績を伸ばしている。

 ただ芝での成績は順調な一方で、ダート戦の成績はそれほど芳しくない。母数は少ないが、2026年1月8日時点で2勝クラスを突破した馬は3頭、3勝クラスを勝ち上がったのはレアンダーただ1頭のみとなっている。

 また、芝の2200m以上のオープンクラスも僅か1勝のみ。3歳馬にとって最大目標となるオークス、ダービーも2025年まではすべて着外に終わっているため、距離がやや長い可能性もありそう。

 現状ではマイルから中距離あたりがベストという産駒が多そうだ。

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