HOME » コラム » ランキング » 【2025年 リーディングサイアー急上昇ランキングTOP10】前年から順位を大きく上げた種牡馬は? » ページ 10
2018年天皇賞(秋)を制した時のレイデオロ
2018年天皇賞(秋)を制した時のレイデオロ

「ポスト・ディープインパクト」時代を迎えた種牡馬界は、群雄割拠の様相を呈している。2025年も種牡馬リーディングにおいては順位の変動が目立つ一年となった。
そこで今回は、2024年にリーディングサイアー上位50位以内だった種牡馬の中から、2025年に大きく順位を伸ばした種牡馬をランキング形式で10頭紹介する。[10/10ページ]

第1位 レイデオロ

リーディングサイアー:26位 → 10位 (+16)

 レイデオロが制した日本ダービーは、1000m通過が63秒2というスローペース。それを見切って向こう正面から速めに動いた鞍上、クリストフ・ルメール騎手の手腕が光った1戦であった。

 古馬となってからは天皇賞(秋)を制したように、成長力もあった馬である。

 そんなレイデオロは初年度産駒からサンライズアースやアドマイヤテラをクラシックの舞台に送り込んではいたが、本番は産駒が古馬になった2025年だった。

 サンライズアースが阪神大賞典、アドマイヤテラが目黒記念と長距離重賞を制した。

 さらに、マイルのダービー卿チャレンジトロフィーをトロヴァトーレが、中距離のラジオNIKKEI賞をエキサイトバイオが勝ち、1年で4つの重賞タイトルを一気に獲得した。

 獲得賞金も前年の倍以上となる15億円を突破すると、リーディング順位も26位から10位へ大躍進。4世代目のデビューを待たずして、早くもTOP10の仲間入りを果たした。

 おそらく、2025年の成績からも古馬となって以降に成長を見せる馬が多くなってくるのではないだろうか。

 年明け一発目の重賞・中山金杯をカラマティアノスが制したことも無関係は言えなそうで、今年の4歳世代にも期待は大きい。マイユニバースやピックデムッシュといった、成長次第では化けそうな素質馬にも注目したいところだ。

 もちろん、5歳世代のアドマイヤテラやサンライズアースも天皇賞(春)では有力候補となりそう。

 ただ、究極のスピード勝負となる1200m戦の成績は図抜けて悪いため、やはり狙うとすれば中長距離がメインとなりそうだ。

 血統的にも道悪を得意とするスペシャルウィークの血が入っているためか、消耗戦には強い。

 祖母がディープインパクトの姉のため、彼の血を持つ繁殖牝馬には牝系のクロスが発生するが、非サンデーサイレンスの血統馬であることは現代の競馬界では大きな魅力と言って良さそうだ。

 配合次第では怪物が誕生しても不思議はなさそうなため、もしレイデオロの産駒からスピードに優れ、中長距離をコンスタントにこなせる馬が現れたら、その時は日本競馬界を代表するスーパースターに育つかもしれない。

【了】
【著者プロフィール:小早川涼風】
祖父、父の影響で幼い頃から競馬に触れ、社会人後ライターに。地方、中央を問わない競馬漬けの日々を送る。初めて好きになった馬はサイレンススズカ。思い出の馬はファストフォース。

【関連記事】
“タラレバ”を語りたくなる…無敗のまま引退したG1馬(3)最高の時代に…屈腱炎に泣かされた「幻の三冠馬」
【歴代G1勝利数ランキング・騎手編】最多勝ジョッキーは誰?やはり1位は競馬界不動のレジェンド…
【2026年デビュー予定、藤田晋オーナー注目の2歳馬5選】第二のフォーエバーヤングは誕生するか…

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10