
2026年1月15日現在、G2最多勝はバランスオブゲームの6勝、5勝にはメジロマックイーンなどが続く。ただし、これらの馬はいずれもG2以外の重賞勝利がある。
一方で、G2“のみ”を複数回勝利した馬も存在する。近年ではディープボンドなどがその例だ。今回は、2000年以降に活躍したG2のみ勝利した5頭を紹介する。[5/5ページ]
⑤ガイアフォース
主な勝ち鞍:G2・2勝(2022セントライト記念、2025富士S)
最後に取り上げるのは、ガイアフォース。2026年1月15日現在、唯一の現役馬として選出した。G2は2勝しているが、G1での2着も3回ある。
デビュー戦はのちのダービー馬ドウデュースと叩き合いを演じ2着。春のクラシックには間に合わなかったが、秋初戦のセントライト記念ではダービー3着のアスクビクターモアを下し、1番人気で菊花賞に臨んだ。
だが、結果は中団から伸びきれずに8着。距離適性や、夏場を戦い抜いてきた疲労もあったのか見せ場なく着外に終わる結果となってしまった。
そしてここから、大舞台で好走こそすれども勝ち切れない、長いトンネルに突入した。
マイラーズカップやフェブラリーステークス、安田記念で2着という実績は残し、勝ち馬からほぼ常に0秒5差以内にはいるのだが、その前にどうしてもあと1頭、2頭の壁が立ちふさがっていた。
しかし、6歳秋に出走した富士ステークスで、逃げたグリューネグリーンの直後につけると直線で抜け出し、同じ位置から迫ってくる2つ下のG1ホース・ジャンタルマンタルの追撃を振り切って優勝。約3年ぶりの勝利を挙げた。
このレースは同年春の安田記念での1着から3着馬が出走していたうえ、NHKマイルカップで2着となったマジックサンズなど新勢力も参戦。
マイルチャンピオンシップや翌春を見据える上では、非常に重要なレースを制したことで、惜敗続きにもようやくピリオドを打てたという印象だ。
次走のマイルチャンピオンシップではジャンタルマンタルに着順をひっくり返されたものの、6歳にしてまだまだやれる動きは見せている。
芝ダート両方での活躍が見込めるため、条件によってはダートマイルでのタイトル獲得もあるかもしれない。老いてますます盛んなガイアフォースの動向には今後も注目だ。
【了】
【著者プロフィール:小早川涼風】
祖父、父の影響で幼い頃から競馬に触れ、社会人後ライターに。地方、中央を問わない競馬漬けの日々を送る。初めて好きになった馬はサイレンススズカ。思い出の馬はファストフォース。
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