
現在の中央競馬において、年間24レースしか行われない最高峰の舞台・G1。そこで勝ち切ることはすべてのホースマンにとって究極の目標だ。
本記事では、1984年のグレード制導入以降、JRA・G1を勝ち続けてきた歴代調教師たちを、引退・現役を問わず勝利数順にランキング形式で振り返る。[6/10ページ]
第5位:国枝栄(22勝)
1989年に調教師免許を取得し、G1通算22勝積み上げている国枝栄調教師が第5位にランクインした。
2010年の牝馬三冠などG1を5勝したアパパネや、18年の牝馬三冠&ジャパンC、19、20年に連覇した天皇賞(秋)、20年のヴィクトリアマイル、ジャパンCなどJRA・G1を8勝し、芝G1史上最多勝利記録を更新したアーモンドアイといった歴史的な名牝を管理した国枝師。
そんな名伯楽のはじめてのG1勝利は1999年にブラックホークで制したスプリンターズSだった。さらに2001年には同馬で安田記念も制した。
07年にはそれぞれ穴人気だったピンクカメオでNHKマイルC、マツリダゴッホで有馬記念を制すと、2014年にダノンプラチナで朝日杯FS、21年には管理馬アパパネの子アカイトリノムスメで秋華賞を制覇。
同年にサークルオブライフで阪神JFを制し、24年にステレンボッシュで自身3度目の桜花賞を手にした。
2026年の2月をもって定年を迎えるため、日本ダービーをはじめ、牡馬クラシックとは無縁となってしまう国枝師だが、実力馬を無理のないローテーションで確実に大レースを勝たせた。その管理能力は、次代の調教師へひとつの指針を与える素晴らしい功績となったことは間違いない。


