
現在の中央競馬において、年間24レースしか行われない最高峰の舞台・G1。そこで勝ち切ることはすべてのホースマンにとって究極の目標だ。
本記事では、1984年のグレード制導入以降、JRA・G1を勝ち続けてきた歴代調教師たちを、引退・現役を問わず勝利数順にランキング形式で振り返る。[3/10ページ]
第8位:堀宣行(16勝)
毎年コンスタントにクラシック候補馬を輩出しているイメージの堀宣行調教師が、G1通算16勝で第8位にランクインした。
堀師は、2002年に調教師免許を取得すると、その手腕が冴えわたり、2009年から2025年にかけて2022年を除き、すべて優秀厩舎賞に選出されている。
関東でも屈指の実力派トレーナーが最初にG1勝ちを決めたのは2010年のキンシャサノキセキで制した高松宮記念。同馬は翌年も優勝し連覇を達成する。10年はジャガーメイルで天皇賞(春)を、11年にはリアルインパクトで安田記念を制した。
2012年にストロングリターンで安田記念を連覇すれば、15年に名馬ドゥラメンテで皐月賞を制してクラシック初制覇。続く日本ダービーも勝ち、早くもダービートレーナーの称号を獲得した。
同じく15年は、4歳から転厩馬として管理することになり、この年の年度代表馬となるモーリスで安田記念、マイルCSと春秋マイルG1を奪取する。16年には同馬が秋の天皇賞馬となり、見事に距離延長に対応させると、17年にサトノクラウンで宝塚記念を、19年にはサリオスで朝日杯FSを手にする。
2021、22年にカフェファラオでフェブラリーS連覇を達成。23年にはタスティエーラで2度目の日本ダービー戴冠を果たし、25年はサトノレーヴで高松宮記念を制した。
26年は、サトノレーヴはもちろん、ルクソールカフェ、カナテープの両重賞馬に加え、サクラファレルやヒシアマンなど多くのG1馬候補を抱えている。2015年に若くして全国リーディングに輝いた敏腕トレーナーの前途は洋々だ。


