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ハイランドピークでエルムSを制した時の土田稔調教師と横山和生騎手
ハイランドピークでエルムSを制した時の土田稔調教師と横山和生騎手

春は新たな出会いの季節であると同時に、別れの季節でもある。競馬界のカレンダーでは、3月から新たな騎手や調教師がデビューするため、勇退する騎手や調教師は2月末に退くことになる。
そこで今回は、2026年に引退する調教師に焦点を当てる。今年は美浦5人、栗東2人の計7人。それぞれの活躍をひとりずつ振り返っていく。[3/7ページ]

※文中のさまざまな記録は、2025年末時点での数字を掲載。

③土田稔

生年月日:1955年6月23日
出身:北海道
免許取得年:1992年
所属:美浦
代表馬:タイキシャーロック、ローリエアンドレ

 3人目は、土田稔調教師。元々は1978年から1992年まで14年ほど調教助手を務めており、師匠にあたるのが、現在テレビ東京の「ウイニング競馬」にも出演している大久保洋吉調教師である。

 そして厩舎開業後は、これまでに地方重賞2勝を含む、重賞6勝を挙げている。

 活躍馬の中から代表馬を1頭選ぶとすれば、やはり唯一のG1級勝利を土田調教師にプレゼントしたタイキシャーロックとなるだろう。

 厩舎開業3年目という、かなり早いタイミングでデビューを果たしたタイキシャーロックは、条件戦で5連勝を飾るなど、ダート路線で活躍。

 ただオープンに上がってからは、重賞であと一歩の競馬を続けながらもタイトルになかなか手が届かない状況であった。

 そんな中で挑戦したのが、南部杯。直前のエルムステークスで敗れていたバトルプランも出走していたが、その雪辱を果たす6馬身差の圧勝。土田調教師にとっては、重賞初勝利をG1級競走で飾る形となった。

 近年では、エルムステークスを勝利したハイランドピークが代表的な活躍馬となり、障害レースにも積極的に出走しているイメージの強い土田調教師。最後にもうひと花咲かせていただきたい。

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