HOME » コラム » 5選 » 春に別れを告げる名伯楽たち……2026年に引退するJRA調教師7人の功績を振り返る » ページ 2
小西一男調教師
小西一男調教師

春は新たな出会いの季節であると同時に、別れの季節でもある。競馬界のカレンダーでは、3月から新たな騎手や調教師がデビューするため、勇退する騎手や調教師は2月末に退くことになる。
そこで今回は、2026年に引退する調教師に焦点を当てる。今年は美浦5人、栗東2人の計7人。それぞれの活躍をひとりずつ振り返っていく。[2/7ページ]

※文中のさまざまな記録は、2025年末時点での数字を掲載。

②小西一男

生年月日:1955年9月30日
出身:千葉県
免許取得年:1990年
所属:美浦
代表馬:デュークグランプリ、ペイシャエス

 2人目は、小西一男調教師。元々は騎手として活躍しており、15年間の騎手生活で通算92勝を挙げている。

 騎手時代は重賞勝利こそなかったが、G1初騎乗となった1982年の皐月賞では、14番人気のタケデンフドーに騎乗して4着に入っている。

 1989年に騎手生活を引退した後は、1991年に厩舎を開業。これまでに地方重賞4勝を含む、重賞12勝を挙げている。重賞12勝のうち8勝がダートであり、ダート重賞に強いイメージのある調教師である。

 田辺裕信騎手が所属していた厩舎というイメージも強く、テトラドラクマのクイーンカップでは、師弟コンビでの重賞勝利を達成した。

 また、田辺騎手がフリーとなってからも、小西調教師の娘である小西由紀さんがバレットを務めており、非常に結びつきは強い。

 活躍馬の中から代表馬を1頭挙げるとなると、今なお現役馬として活躍しているペイシャエスだろうか。これまでにユニコーンステークス、名古屋グランプリ、エルムステークスを勝利し、重賞3勝を挙げている馬。

 フェブラリーステークスで小西調教師に初G1をプレゼントとなればドラマチックではあるが、昨年のフェブラリーステークスでも除外されてしまっており、現実的に出走は難しそう。

 G1の舞台やペイシャエスに限らず、田辺騎手との師弟コンビでの勝利に期待したいところ。

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