
2025年にJRAで行われた平地G1は全24レース。その多くが前年を上回る馬券売り上げを記録し、22レースがプラス成長となった。一方で、売り上げが前年を下回ったレースもわずかながら存在する。今回は全24レースの中から、馬券売り上げが伸び悩んだG1レース5つを、ランキング形式で振り返っていきたい。[5/5ページ]
ワースト1位 ホープフルS
-42.6%(185億5554万7700円→106億5502万4100円)
2025年のJRA全G1・24レースの中で最も売り上げを落としたのは、12月27日に開催されたホープフルSだった。
ワースト2位のフェブラリーSは2.3%の微減だったが、年末の2歳王者決定戦は何と42.6%の大幅減。これはもちろん有馬記念の前日に行われたことが大きかった。
2017年にG1に昇格後は、有馬記念後の12月28日に行われることが多かったが、今年はカレンダーの関係で2020年以来となるグランプリ前の開催。同じG1とはいえ、有馬記念に比べると注目度で大きく劣ったのは仕方のないところだろう。
特に今年は1戦1勝のロブチェンが勝利したように、コントレイルやクロワデュノールのような明確なクラシック候補も不在だった。
ただ、有馬記念がその年の最後のG1になることは多くのファンも待ち望んでいたこと。確かにホープフルSは80億円近く売上を減らしたが、有馬記念は前年比163億円増を記録し、損失を補うどころか、2レーストータルなら80億円以上のプラスを計上した。
ホープフルSが苦戦したもう一つの理由が、同日に中山大障害と阪神Cが行われており、さらなるファンの興味分散が発生したしたことも大きかったか。それでも42.6%減で済んだのは大健闘だったといえるかもしれない。
前回、ホープフルSが有馬記念前日に行われた2020年は2019年に比べて今回よりも大きい43.7%減だった。
ちなみに2026年のホープフルSも、再び有馬記念の前日に行われることが決まっている。2027年以降は果たしてどうなるのか、JRAは何かしらの改善策を打ってくるかもしれない。
【了】
【著者プロフィール:中川大河】
競馬歴30年以上の競馬ライター。競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。「日刊SPA!」「SPAIA競馬」などで記事を執筆中。
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