
2025年にJRAで行われた平地G1は全24レース。その多くが前年を上回る馬券売り上げを記録し、22レースがプラス成長となった。一方で、売り上げが前年を下回ったレースもわずかながら存在する。今回は全24レースの中から、馬券売り上げが伸び悩んだG1レース5つを、ランキング形式で振り返っていきたい。[4/5ページ]
ワースト2位 フェブラリーS
-2.3%(165億9474万7000円→162億1853万8100円)
2025年に最も大きな売り上げアップを果たした有馬記念から、ワースト3位の桜花賞まではすべて前年比プラスだった。
一方で、JRAの平地G1・24レースのうち、前年比マイナスを記録したのは2レースだけ。そのうちの1つが2月23日に開催されたフェブラリーSだった。
11番人気の伏兵ペプチドナイルが制した2024年は、約165億円の売り上げだったのに対し、2番人気コスタノヴァが勝利した2025年は約162億円。
同じダートG1のチャンピオンズCが+7.9%と大幅アップに成功した陰で、フェブラリーSは‐2.3%と苦戦した。
その要因の一つとして考えられるのが、地方馬の出走がヘリオス1頭だけだったことだ。
2024年は前年に無敗のまま南関東三冠を制したミックファイア、JBCスプリントでG1初制覇を果たしたばかりのイグナイター、牝馬ながら未知の魅力を持つスピーディキックの3頭が参戦。地方馬への応援馬券も少なからずあったと推測できる。
また、2025年は予想が難解だったことも影響したか。どちらの年もG1ウイナーが6頭ずつ参戦し、メンバーレベル的には甲乙つけがたかった。
ただ、2025年のフェブラリーSは1~3番人気に支持された有力候補3頭がG1未勝利。コスタノヴァと3番人気のエンペラーワケアの2頭はG1初挑戦という経験値の浅さもファンの頭を悩ませたのではないか。
さらに2025年は、同じ週にフォーエバーヤングなどが出走したサウジカップデーが開催されたことも影響したはずだ。
2026年はサウジカップがフェブラリーSの前の週に開催される。そのため、今年の売り上げ大幅増は確実だろう。



