HOME » コラム » 5選 » ファン待望の“有馬記念締め”が「大幅売上減」を誘発!?【2025年JRA・G1売上増減率ワースト5】 » ページ 2
2025年スプリンターズSを制したウインカーネリアンと三浦皇成騎手
2025年スプリンターズSを制したウインカーネリアンと三浦皇成騎手

2025年にJRAで行われた平地G1は全24レース。その多くが前年を上回る馬券売り上げを記録し、22レースがプラス成長となった。一方で、売り上げが前年を下回ったレースもわずかながら存在する。今回は全24レースの中から、馬券売り上げが伸び悩んだG1レース5つを、ランキング形式で振り返っていきたい。[2/5ページ]

ワースト4位 スプリンターズS

+0.6%(169億3368万1400円→170億3845万8900円)

 秋のG1開幕を告げるスプリンターズSが売り上げ増加率ワースト4位だった。

 2024年に169億3368万1400円を記録した売上額は、2025年に約1億円増の170億3845万8900円。割合にして0.6%の微増にとどまった。

 売り上げ鈍化の1つの要因として考えられるのが、2024年は2023年比で9.9%増だったことだ。

 これは2024年の全平地G1レースの中でも3番目に高い伸び率だった。つまり2025年は前年の反動が出た形となった。

 スプリンターズSの歴史をたどると、1990年から1999年までの10年間は冬の中山開催だった。翌週に行われる有馬記念へと続く世間の盛り上がりの後押しもあって、売上額が堅調に推移していた。

 ところが冬開催最後の1999年に約253億円を売り上げていたスプリンターズSは、秋開催に移行した2000年は約177億円に大幅減。

 いわゆる第2次競馬ブームに陰りが見えた頃でもあったが、同時期(1999年→2000年)のJRA全体の売り上げが‐6.1%だったことを考えても、スプリンターズSというレースへの注目度が少なからず下がったのは間違いないだろう。

 それでも今年の売上額はその2000年を上回り、21世紀では最高額を記録した。それに花を添えたのが三浦皇成騎手とウインカーネリアンである。三浦騎手にとって悲願のG1制覇は多くのファンに感動を与え、記憶に残る一戦となった。

1 2 3 4 5