ファン待望の“有馬記念締め”が「大幅売上減」を誘発!?【2025年JRA・G1売上増減率ワースト5】
text by 中川大河

2025年にJRAで行われた平地G1は全24レース。その多くが前年を上回る馬券売り上げを記録し、22レースがプラス成長となった。一方で、売り上げが前年を下回ったレースもわずかながら存在する。今回は全24レースの中から、馬券売り上げが伸び悩んだG1レース5つを、ランキング形式で振り返っていきたい。[1/5ページ]
ワースト5位 朝日杯FS
+0.7%(162億1599万2800円→163億3491万9700円)
例年通り、有馬記念の前週に行われた朝日杯FSがワースト5位に入った。ワーストといっても、前年比で1億円以上の増加を記録している。
コロナ禍が始まった2020年以降の朝日杯FSの馬券総売上額を見るとほぼ横ばいで、およそ153億~160億円の間を行ったり来たりという状況が続いている。
ただ、2025年は14頭立てだったにもかかわらず、16頭立てだった2024年から増加したのは大健闘だったといえるだろう。
実はこのレースはフルゲート割れが当たり前となっている。最後に18頭がそろったのは2016年まで遡らなければいけない。
大きな要因となっているのが、2017年にホープフルSがG1に昇格したことだろう。それまで2歳牡馬が出走可能ならG1レースは朝日杯FSだけだったが、2つのレースに分散。
それだけでなくホープフルSが皐月賞と同じ舞台設定ということもあり、翌年のクラシックを目指す有力馬は同レースに向かうケースが増えた。
それでもカヴァレリッツォが勝利を収めた2025年の朝日杯FSは、直近5年間で最も速い時計で決着。同馬は、皐月賞も視野に今春のさらなる活躍に期待ができそうだ。



