
2025年にJRAで行われた平地G1は全24レース。そのうち、前年比で売り上げを減らしたのはホープフルステークスとフェブラリーステークスの2レースのみだった。残る22レースはいずれも売り上げを伸ばしており、今回はその中から特に伸び率の大きかったG1レース上位5つを取り上げていく。[5/5ページ]
第1位 有馬記念
+29.5%(550億8305万7100円→713億4520万6100円)
2025年中央競馬のフィナーレを飾った有馬記念が、1999年以来となる大台を突破した。
3番人気ミュージアムマイルが古馬を蹴散らした一戦。馬券の総売上額は、26年ぶりに700億円を突破し、約713億を記録した。前年から160億円以上の売り上げ増を記録した背景には主に3つの理由があったと考えられる。
1つ目が、2024年にドウデュースが出走を取り消していたことだ。馬券発売前だったとはいえ、ラストランを予定していた“主役”が不在となったことで、注目度がやや下がったのは間違いない。その反動が2025年にあっといえるだろう。
2つ目は、TBSテレビ日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』の効果だ。有馬記念での勝利を目指す馬主やその仲間の物語が描かれた同ドラマは大ヒット。有馬記念で初めて馬券を買ってみたというファンも相当数いたのではないだろうか。
実際に最終回で登場した有馬記念の「1→14→2」の三連単馬券が異常に売れていたこともそれを証明した。
3つ目は開催日が12月28日だったことだ。レース2日前の26日が仕事納めというファンも多かったはず。2024年は12月22日とかなり早い開催だったことを考慮すると、ファンの購入心理にも大きな影響があったはずだ。
今年の有馬記念は伏兵コスモキュランダが2着に好走。三連単は13万円超えの波乱となった。一攫千金の夢を実現した新規ファンも少なからずいただろう。有馬記念は2026年の競馬界がさらなる盛り上がりを見せる前兆になったのではないだろうか。
【了】
【著者プロフィール:中川大河】
競馬歴30年以上の競馬ライター。競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。「日刊SPA!」「SPAIA競馬」などで記事を執筆中。
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