
つい先日、有馬記念が終わったばかりだが、金杯はもう目前に迫っている。
昨年の収支はひとまず覆い隠し、心機一転。収支±0円から新たな一年がスタートする。そこで今回は、金杯における3連単高配当ランキングを紹介する。お年玉を「もらう側」から「渡す側」へとなった大人たちが、ビッグなお年玉を手にしたレースを振り返る。[5/5ページ]
第1位:2021年京都金杯(122万8010円)
そして映えある第1位は、2021年の京都金杯。今回のランキングでは桁違いとなる、3連単122万8010円という高配当が飛び出した。その立役者は、なんといっても勝利したケイデンスコール。
2歳時に新潟2歳ステークスを制し、3歳時にはNHKマイルカップで2着となった実績馬であったが、その後は8戦連続で5着以下。うち5戦で2桁着順という低迷ぶりだったこともあり、12番人気まで人気を落としていた。
しかし、中京競馬場で行われたこの年の京都金杯では、ここ数戦とは行き脚が違って好位のインを確保。直線で進路を外へと切り替えると、鮮やかな差し切り勝ち。2歳時の新潟2歳ステークス以来、約2年4ヶ月ぶりの勝利を挙げた。
もちろん12番人気の勝利というだけで荒れたと言えるのだが、さらに3連単の配当を跳ね上げたのが、3着に入ったエントシャイデンの存在。
頻繁に海外遠征をしていた馬のイメージが強いが、この当時はまだ海外遠征の経験はない時代。直前のリステッド競走で10着に大敗していることもあり、ケイデンスコールよりも人気のない、14番人気まで人気を落としていた。
ただやはり、人気薄の逃げ馬は抑えておかないといけないもの。いっぱいに粘り込み、3連単122万馬券のもう1頭の立役者となった。
これは個人的な話となるが、私は新聞紙面上でケイデンスコールに◉を打っていた。3着馬のエントシャイデンまでは印が回っていなかったため122万円とはいかずとも、12番人気の単勝でお年玉ゲットとなっているはずなのだが、なぜかあまり記憶がない。
果たして馬券下手で当たらなかったのか、当たったがすぐに別のレースで使ってしまったのか。まぁどちらでもいい、今年の金杯を当てよう。
このように、東西ともにハンデ重賞ということで人気が割れ、ゴール前も大混戦となることの非常に多い金杯。
今年はどんな配当が飛び出すのか、楽しみにしながら1年の運試しをしてみたいと考えている。
【了】
【著者プロフィール:中西友馬】
1993(平成5)年6月18日、神奈川県横浜市生まれ。大学卒業後、競馬新聞社に入社し、約7年間専門紙トラックマンとして美浦に勤務。テレビやラジオでのパドック解説など、メディア出演も行っていた。2024年よりフリーライターとしての活動を始め、現在は主に、株式会社カンゼンが運営する競馬情報サイト『競馬チャンネル』内の記事を執筆している。
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