
2026年のJRA重賞は例年通り、金杯から始まる。中山では芝2000mの中山金杯、京都では芝1600mの京都金杯が開催される。競馬界には「一年の計は金杯にあり」という格言があるように、関係者もファンも幸先いいスタートを切りたいところだろう。
そこで今回は現役騎手の中で、過去に金杯を4勝している現役ジョッキー4人と3勝している2人の合計6人をピックアップ。データ面から取捨選択の方法を探ってみた。[5/5ページ]
(※当該騎手が金杯に騎乗しない可能性もあり)
⑤松山弘平&松岡正海
金杯通算成績:松山【3-0-0-7】松岡【3-3-0-9】
現役ジョッキーで金杯を3勝している騎手は2人いるので、まとめて紹介しておこう。
勝率で川田騎手を上回る30%を誇るのが、35歳の松山弘平騎手だ。東西合わせて金杯で10戦3勝だが、2~3着が一度もなく、勝つか馬券圏外のどちらか。ちなみに勝利したのは、2020年から22年まで、京都→中山→京都の順番で“3連覇”している。
松山騎手が金杯初勝利を飾った2020年といえば、デアリングタクトとのコンビで牝馬三冠を達成した年。自身初となる年間100勝とリーディングトップ5入りを果たし、騎手として大きく飛躍を遂げた。
松山騎手は2022年から24年まで3年間、JRAのG1勝利から遠ざかっていた。しかし、25年はパンジャタワーとのコンビでNHKマイルCを制覇。勢いは年末まで続き、12月にはスターアニスを2歳女王へと導いた。さらにホープフルステークスではロブチェンで勝利を収め、結果としてG1年間3勝という充実のシーズンを送った。
もう一人の松岡正海騎手も同じく3勝しているが、こちらは2着も3回あって、連対率は40%に上る。これは今回名前の挙がった6人の中で堂々のトップだ。
直近の勝利が2019年のウインブライト。同馬とはその年に中山記念→クイーンエリザベス2世Cと3連勝し、秋には香港Cも勝利している。
ここ数年はケガの影響もあって成績は落ち込んでいる松岡騎手だが、もし金杯に騎乗するようなら押さえておいて損はない。正月らしく、“松”がつく2人のジョッキーに注目してみたい。
【了】
【著者プロフィール:中川大河】
競馬歴30年以上の競馬ライター。競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。「日刊SPA!」「SPAIA競馬」などで記事を執筆中。
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