HOME » コラム » 5選 » 【午年の名レース5選】2026年も歴史的名勝負が生まれる予感!馬にまつわる干支“午年”を振り返る » ページ 4
2002年秋華賞を制した時のファインモーション
2002年秋華賞を制した時のファインモーション

あけましておめでとうございます。本年も競馬チャンネルをよろしくお願いいたします。
2026年は午年。競馬ファンにとっては、これ以上ないほど“縁起のいい一年”となることを期待したい。そこで新年一発目は、これまでの午年に行われた名レースをプレイバック。数ある名勝負の中から、特に印象的な5つを順に紹介していく。[4/5ページ]

④2002年 秋華賞

勝ち馬・ファインモーション

 次に紹介するのは、2002年の秋華賞。この年の活躍馬はカテゴリーごとにさまざまいるが、下半期の話題性で言えばやはりファインモーション一択。それぐらい衝撃的なレースを見せており、当時は歴史的な3歳牝馬が現れたという印象が強かった。

 そんなファインモーションのG1初挑戦が、秋華賞。1996年に秋華賞が新設されて以降、2023年までに6頭の3冠牝馬が誕生したが、ファインモーションはその6頭よりも圧倒的な支持を集めていた。

 この年の秋華賞は、桜花賞馬アローキャリー、オークス馬スマイルトゥモローともに不在。戦前から、無傷の4戦4勝で秋華賞に駒を進めていたファインモーションの1強ムードで、単勝オッズは1.1倍。単勝支持率72.0%というのは、グレード制導入後のG1ではトップ(当時)の数字であった。

 レースはユウキャラットがハナを切り、前半1000mは59秒0の通過。淀みのないペースで流れ、縦長の馬群となった。注目のファインモーションは好位の外を追走。

 鞍上の武豊騎手は馬の力を信じており、内に詰まって力を発揮できないことだけは避けたいというポジション取りであった。残り600mから徐々に前との差を詰めると、2番手の外まで浮上して4角を回り、最後の直線へと向かう。

 直線に入るとすぐに、余裕の手ごたえで先頭へと並びかける。残り200mで逃げるユウキャラットを交わして先頭へと立つと、もつれる2番手争いを尻目に独走のレース。2着サクラヴィクトリアに3馬身半の差をつけて快勝した。

 ファインモーションはその後、古馬相手のエリザベス女王杯も勝利し、デビュー6連勝。年末の有馬記念では、シンボリクリスエス、ジャングルポケット、ナリタトップロードなどの錚々たるメンバーを差し置いて、単勝1番人気の支持を集めるほどであった。

1 2 3 4 5